投稿日: Feb 23, 2021

Amazon RDS for SQL Server は、Standard Edition において、すべての AWS リージョンのマルチ AZ 設定用に Always On 可用性グループ (AG) の提供を開始しました。新たな高可用性オプションにより SQL Server におけるエンタープライズグレードの本稼働ワークロードの要件を満たすことができます。 

マルチ AZ 配置オプションでは、データベースの更新内容が自動的に (同じリージョン内にある) 2 つの AWS アベイラビリティーゾーンにレプリケートされるため、可用性とデータの耐久性が向上します。これらのアベイラビリティーゾーンを利用することで、従来の単一のデーターセンターまたは複数のデーターセンターインフラストラクチャよりも優れた、高可用性と耐障害性を併せ持つアプリケーションやデータベースをより簡単かつ効率的にデザインおよび運用することができます。

Standard Edition データベースエンジンの最新の SQL Server 2019 バージョンでマルチ AZ 設定を使用して SQL Server データベースインスタンスを作成すると、Amazon RDS は 1 つのアベイラビリティーゾーンでプライマリノードを自動的にプロビジョニングし、AG を使用して別のアベイラビリティーゾーンで同期「スタンバイ」レプリカを維持します。 予定されたデータベースメンテナンスまたは予期しないサービス障害時に、Amazon RDS は自動的に最新のスタンバイへの SQL Server DB インスタンスのフェイルオーバーを行い、データベース運用を速やかに再開できるようにします。

マルチ AZ 設定で AG をサポートするバージョンを既に使用している場合は、最初に DB インスタンスをシングル AZ 可用性タイプに変換してから、マルチ AZ フラグを再適用する必要があります。詳細については、こちらをご覧ください。 

AG を使用することで、リスナーエンドポイントに簡単に接続して、フェイルオーバー時間を短縮できます。詳細については、Amazon RDS ユーザーガイドをご参照ください。

利用できるリージョンの詳細情報については、「Amazon RDS for SQL Server の料金」をご参照ください。