投稿日: Mar 8, 2021

AWS Lambda は、お客様が Lambda 関数のコスト、セキュリティ、関数ランタイムバージョン、およびフォールトトレランスを最適化するのに役立つ 4 つの新しい Trusted Advisor チェックのサポートの提供を開始しました。 

AWS Trusted Advisor は、AWS のベストプラクティスに従ってリソースをプロビジョニングするのに役立つ、リアルタイムのガイダンスを提供するオンラインツールです。これらのチェックでは、お客様がエクスペリエンスを改善し、全体的なコストを削減するのに役立ついくつかの一般的なベストプラクティスを考慮します。新しいチェックは次のとおりです。

  1. 高いエラー率 - 過去 7 日間のいずれかの日において、エラー率が 1 日で 10% を超える関数をチェックします。Lambda は、関数のリクエスト数に基づいて課金されます。関数のエラーにより、再試行が発生し、追加料金が発生する場合があります。
  2. 過剰なタイムアウト - 過去 7 日間のいずれかの日において、タイムアウト率が 1 日で 10% を超える関数をチェックします。タイムアウトは、Lambda が関数の実行を許可し、それを停止するまでの時間です。過剰なタイムアウトにより、関数の再試行と追加の実行時間が発生し、リクエスト料金と当該期間に対する請求が発生します。
  3. 非推奨 (または非推奨になりそうな) ランタイムの使用 - 非推奨とされたか、非推奨になりそうな関数ランタイムをチェックします。
  4. 単一の AZ での VPC 対応関数 - 単一のアベイラビリティーゾーンでのサービス中断に対して脆弱な VPC 対応の Lambda 関数をチェックします。AWS では、高可用性を実現するために、VPC 対応の関数を複数のアベイラビリティーゾーンに接続することをお勧めします。

新しいチェックは、AWS コンソールの Trusted Advisor 部分で表示したり、AWS サポート API を介してアクセスしたりできます。お客様は、 Trusted Advisor のチェック結果に基づいてアラートを設定できます。

CloudWatch を使用したアラームの設定の詳細については、「CloudWatch を使用した Trusted Advisor アラームの作成」をご参照ください。Trusted Advisor のベストプラクティスチェックの完全なセットについては、AWS Trusted Advisor のベストプラクティスのチェックリストをご参照ください。Lambda のドキュメントについてはこちらをご覧ください。