投稿日: Apr 30, 2021

AWS クラウド開発キット (AWS CDK) v2 が開発者プレビュー用に利用可能になり、CDK ユーザーは 2 点の新機能が使えます。1 点目は、すべの CDK バージョンが Go 言語をサポートし、コードとしてのインフラ (infrastructure-as-code) の定義およびAWS CloudFormationによるプロビジョニングに開発者が使えるプログラミング言語の数が増えます。2 点目は、AWS Construct ライブラリのすべての安定した構造体が単独の分離したパッケージで利用可能になり、CDK の利用およびそれをさらに進化させた新バージョンへの追随を容易にします。

AWS CDK v2 において AWS Construct ライブラリが aws-cdk-lib という名前で 1 つのパッケージに統合され、使用する各 AWS のサービスごとのパッケージをダウンロードする必要がなくなります。独自の CDK Construct ライブラリを作成する場合は、最小限の依存関係であるこの 1 つのパッケージへの依存のみとなり、AWS CDK のバージョンのうちライブラリ利用者が使うもののみを選ばせれば十分になります。また、AWS CDK v2 には Semantic Versioning (semver) に適合する安定した API のみが含まれ、新しいマイナーバージョンに安心してアップデートできます。さらに、実験的なモジュールは aws-cdk-lib から分離されて配布され、リリース前状態を明示するようにバージョン付けされます。成熟し安定してから aws-cdk-lib にマージされます。 

AWS CDK v2 へのアップグレードは、ほとんどのプロジェクトにおいて、1 回で完了し、AWS アカウントを安全にブートストラップし、ステートメントの変更をインポートします。詳細は以下のリソースをご覧ください: