投稿日: May 19, 2021

AWS Load Balancer Controller は、Kubernetes クラスターで実行されているアプリケーションにトラフィックをルーティングする Elastic Load Balancing を構成および管理するための Kubernetes ネイティブな方法を提供します。Elastic Load Balancing では、複数のロードバランサーが用意されています。これらはすべて、アプリケーションの耐障害性を高めるのに必要な高い可用性、自動スケーリング、堅牢なセキュリティを特徴としています。

Kubernetes 用 AWS Load Balancer Controller のバージョン 2.2 が利用可能になりました。このアップデートでは、Elastic Load Balancing を使用してトラフィックをアプリケーションに簡単にルーティングできるようにする複数の拡張機能が追加されています。

  • Network Load Balancers を使用したインスタンスモードターゲティングのサポート
  • Kubernetes IngressClass を通じた Application Load Balancer の使用に関するセキュリティコントロールの強化
  • AWS Local Zones のサポート
  • Application Load Balancer 向けの簡素化された SSL リダイレクト
  • Kubernetes Ingress Path タイプのサポート
  • ロードバランサーをターゲットとするインスタンスのノードセレクターのサポート
  • Network Load Balancers の静的 IP サポート
  • 外部で管理される AWS タグのサポート

今回のリリースで注意すべき重要な動作の変更は、新しく作成された Network Load Balancers のデフォルトのプロビジョニングスキームが内部にあることです。追加の注釈を指定して、公開されている Network Load Balancer をプロビジョニングできます。

コントローラ設定パラメータとデフォルトの詳細については、こちらこちらでご確認いただけます。AWS Load Balancer Controller の使用を開始するには、GitHub のインストールガイドチュートリアルをご覧ください。Amazon EKS の詳細については、製品ページまたはドキュメントをご覧ください。