投稿日: Jun 23, 2021

AWS Control Tower は、アクセシビリティの強化と、サービスのコンソールと全体的なパフォーマンスの両方の改善を発表しました。

AWS Control Tower のアクセシビリティは、キーボード操作の改善やスクリーンリーダー用のラベル表示などにより、ユーザーがより簡単に操作できるよう高められています。例えば、キーボードでの操作を容易にするために、JavaScript のリンクをネイティブの HTML リンクに変換したり、スクリーンリーダーが AWS Control Tower コンソール上の表、リンク、ボタンの意図を伝えられるように、ヒューマンフレンドリーなラベルを追加したりしています。AWS Control Tower のコンソール体験は、さまざまなページでの検索、ソート、およびフィルタリング機能を可能にすることで強化されています。プロパティやプロパティ値を選択したり、フリーテキストを入力することで、リソースのコレクションの中から特定のエントリを検索することができます。リリース日からガードレールを同定し、新しくリリースされたガードレールを有効にすることで、アカウントの管理を強化することができます。ビジネスポリシーにより、特定の AWS リージョンにデータを保存する必要がある場合、AWS Control Tower がそれらのリージョンのリソースとデータに対してコントロールを提供していることは、アカウントの詳細ページにそれらのリージョンが表示されているかをチェックすることで確認できます。

また、AWS Control Tower のオペレーションのパフォーマンスも向上し、お客様は AWS Control Tower のオペレーション内でより迅速なアクションを取ることができるようになりました。AWS Control Tower を複数の AWS リージョンのリソースに対してコントロールを提供するように設定した場合、AWS Control Tower のディテクティブガードレールの有効化または無効化、AWS Control Tower Account Factory を使用した新規アカウントの作成、AWS Control Tower に登録されているアカウントの更新、AWS Control Tower への組織単位の登録または再登録にかかる時間を最大 35 %削減することができます。パフォーマンスの強化は、AWS Control Tower がモニタリングするリージョンの数と、アカウントまたは組織単位で有効になっている AWS Control Tower のディテクティブガードレールの数に依存します。

これらの機能強化は AWS Control Tower のすべてのバージョンで体験することができますが、現在バージョン 2.7 をご利用でないお客様は、最新バージョンで利用可能なリージョン選択などの他の機能を利用するために、ランディングゾーンのアップデートを実行することをお勧めします。

AWS Control Tower が利用可能なリージョンの完全な一覧は、AWS リージョン表をご参照ください。詳細については、AWS Control Tower ホームページにアクセスするか、AWS Control Tower のユーザーガイドを参照してください。