投稿日: Oct 26, 2021

Amazon QuickSight は、SPICE データセットに新しいデータを徐々にロードすることをサポートする Amazon QuickSight の機能である増分リフレッシュの提供を発表しました (データのフルセットをリフレッシュする必要はありません)。 SPICE は、Amazon QuickSight の超高速で、パラレル、インメモリの計算エンジンです。

これまで QuickSight のお客様は、SPICE データセットのフルリフレッシュしかできませんでした。この場合、一部のデータが変更されただけでも、すべてのデータを再読み込みするのに数時間かかることがあります。増分リフレッシュにより、QuickSight のお客様は、SPICE データセットをフルリフレッシュに要する時間を大幅に短縮したわずかな時間で更新することができ、ユーザーはより早く最新のインサイトにアクセスすることができます。増分リフレッシュは、データセットに対して最大 15 分ごとに実行するようにスケジュールすることができるため、最新のインサイトを提供することができます。

増分リフレッシュは、データベースに接続された SQL データソースに対して機能します。QuickSight のお客様は、データベースからイベントに関連するタイムスタンプ列 (作成時間、更新時間、公開日など) を選択し、ルックバックウィンドウ (30 日、3 時間など) を指定することができます。QuickSight は、そのルックバックウィンドウ内で変更されたデータを更新します。ルックバックウィンドウ内のデータサイズがデータセット全体よりもはるかに小さい場合、数時間ではなく数分で更新を完了することができます。少量のデータをより頻繁に更新できるようにすることで、リーダーは大規模なデータセットの新しいデータに、数時間ではなく数分でアクセスできるようになります。

増分リフレッシュは、Amazon QuickSight Enterprise Edition において、すべての QuickSight リージョン (米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、米国西部 (カナダ)、米国西部 (サンパウロ)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (アイルランド)、欧州 (ロンドン)、アジアパシフィック (ムンバイ)、アジアパシフィック (ソウル)、アジアパシフィック (シンガポール)、アジアパシフィック (シドニー)、アジアパシフィック (東京)、および AWS GovCloud (米国)) でご利用いただけるようになりました。 データセットが CustomSQL を使用している場合、増分リフレッシュでは利点が得られない場合があります。詳細については、 こちらをご覧ください。