投稿日: Nov 15, 2021

AWS IoT Greengrass は、モノのインターネット (IoT) のエッジランタイムおよびクラウドサービスであり、お客様のデバイスソフトウェアの構築、デプロイ、および管理を支援します。このリリースにおいて、AWS IoT Greengrass バージョン 2.5 で Microsoft Windows デバイスのサポートが追加されています。Windows ゲートウェイデバイスは、産業 IoT シナリオにおいて、ローカルセンサーと装置からデータを収集し、アプリケーションビジネスロジックを使用してローカルアクションをトリガーすることによって製造オペレーションを自動化するために広く使用されています。例えば、欠陥が発生しやすい複雑な部品を作製する鋼板の型押しプレスを含む自動車の製造ラインを考えてみましょう。その場合、部品の寸法チェックと表面の欠陥の検出を行うローカル機械学習推論を使用するゲートウェイデバイスにフィードされるビデオカメラストリーミングを使用して品質監理 (QC) オートメーションを構築できます。ゲートウェイは、欠陥が識別された場合にオペレーターに通知できます。

このソリューションは AWS を使用して簡単に構築できます。まず、コンソールから AWS IoT Greengrass を Windows ゲートウェイデバイスにインストールします。インストールは数分で完了します。AWS IoT Greengrass が実行すると、QC アプリケーションをゲートウェイにデプロイできます。必要な操作は数回のクリックだけです。マネージド MQTT ブローカーを使用してビデオカメラからメッセージをローカルに受信するか、その他のローカルセンサーおよび装置からのデータを集約するハブとして AWS IoT Greengrass デバイスをハブとして使用することによって、それらのメッセージを処理して必要なアクションでローカル機械学習推論を実行し、データを AWS クラウドに送信して分析を行うことができます。Windows ゲートウェイを立ち上げて実行した後は、AWS IoT フリーとプロビジョニングを使用して、この構成を製造現場全体の数千のゲートウェイに簡単にレプリケートできます。従来、数週間を要していたデプロイは数時間で完了します。

AWS IoT Greengrass バージョン 2.5 は Windows Server 2019 および Windows 10 上で詳細にテストされています。現在使用している Windows ベースのデバイスで AWS IoT Greengrass を実行してその他の AWS IoT サービスで補完できるかどうかが不明な場合は、AWS IoT Device Tester を使用して、自動化された一連の機能検証テストを実行できます。

AWS IoT Greengrass 2.5 をご利用いただける全リージョンについては、AWS リージョン表をご覧ください。詳細な情報については、製品ページおよび更新されたデベロッパーガイドをご覧ください。