投稿日: Nov 24, 2021

Amazon Redshift のデータ共有を使用すると、データのコピーやデータの移動に伴う複雑さや遅延を伴うことなく、別々の Redshift クラスター間でトランザクションに一貫性のあるライブデータを共有できます。データ共有では、結果のキャッシュや同時実行スケーリングなど、いくつかのパフォーマンス強化のための機能が追加されました。これにより、より広範な一連の分析アプリケーションをサポートし、共有データをクエリするときに重要なパフォーマンス SLA を満たすことができるようになりました。

データ共有により、新しい分析ワークロードを迅速にオンボーディングし、柔軟なコンピューティングリソースをプロビジョンして、個々のワークロード固有のパフォーマンス SLA を満たすことができます。新しいパフォーマンスの強化により、データ共有により、コンシューマークラスターがアクセスする必要のあるデータの量を最小限に抑える最適化を使用したダッシュボーディングアプリケーションなど、低いレイテンシーと高い同時実行性を必要とする分析のサポートが容易になります。結果のキャッシュは、特定の種類のクエリの結果をメモリにキャッシュすることにより、クエリの実行時間を短縮し、システムのパフォーマンスを向上させるのに役立ちます。ユーザーがクエリを送信すると、Amazon Redshift は、結果キャッシュをチェックして、クエリ結果の有効なキャッシュされたコピーを探します。これにより、1 秒未満の応答時間を実現できるようにします。同時実行スケーリング機能の使用により、実質的に無制限の同時実行ユーザーと共有データに対する同時実行クエリをサポートし、一貫して高速なクエリパフォーマンスを維持できます。

新しいパフォーマンスの強化は、データ共有が利用可能なすべてのリージョンでご利用いただけます。データ共有機能の詳細については、機能のページおよびドキュメントを参照してください。ユースケースの詳細については、サービスとしてのワークロードの分離の有効化およびマルチ手ナンシーおよびデータのサポートを参照してください。