投稿日: May 9, 2022

AWS Step Functions は、ワークフローの実行を表示およびデバッグするための新しいコンソールエクスペリエンスの提供を開始しました。これにより、実行の検索やフィルタリング、および実行における根本原因の特定が容易になります。

AWS Step Functions は、ローコードのビジュアルワークフローサービスであり、220 を超える AWS のサービスと 10,000 の API アクションをつないで、ワークフローを使用したアプリケーションを構築できます。AWS Step Functions は、実行のパスの表示、各トランザクションの監査、および失敗のデバッグが可能となるように、すべての実行の詳細な履歴を保存します。 

Step Functions を使用すると、AWS コンソールでワークフロー実行の詳細を簡単に確認して問題を特定し、失敗の背景事情を深く掘り下げ、わかりやすい方法で情報を視覚的に提示できるようになります。操作可能なワークフローグラフ、状態の遷移表、および刷新されたイベントテーブルを含む、ワークフローの実行に関する 3 つの異なるビューから選択できます。状態名やエラータイプなどの一意の属性に基づいて検索およびフィルタリングできます。ワークフローの実行における失敗の理由がエクスペリエンスで強調表示されるため、エラーの原因を特定しやすくなりました。また、実行履歴を逆順に並べ替えて、失敗の原因となったイベントを確認できます。お客様は、入力配列の各要素に対して一連のステップが実行される際に、ワークフローのパフォーマンスと効率を最適化するためにマップ状態を使用します。これで、各マップのイテレーションを簡単に確認して、そのステータスとエラーを特定できます。

実行の詳細ページを使用するには、コンソールでワークフローの実行履歴を表示するときに新しいエクスペリエンスを有効にします。実行の詳細ページは、米国東部 (オハイオおよびバージニア北部)、米国西部 (オレゴンおよび北カリフォルニア)、アジアパシフィック (東京)、カナダ (中部)、および欧州 (アイルランドおよびフランクフルト) で一般提供されています。リージョンと提供サービスの詳細なリストについては、AWS リージョンを参照してください。

実行の詳細ページの詳細については、このブログ記事デベロッパーガイドをお読みください。また、AWS コンソールで既存のワークフローの実行履歴を表示するときに新しいエクスペリエンスを有効にしてください。