投稿日: Jun 30, 2022

新しくリリースされる Amazon FinSpace の API ではアクセス権を詳細に設定できるため、AWS SDK と CLI を使用して、FinSpace 環境のユーザーアクセスを完全に管理できるようになります。これにより、FinSpace のアクセス制御の設定を ID オーケストレーションワークフローに統合し、組織のアクセスポリシーと FinSpace を同期できます。

たとえば、FinSpace を使用しているエクイティ調査チームにユーザーが参加すると、FinSpace で自動的に有効になり、エクイティ分析に使用するデータセットへのアクセスが許可されるよう設定できます。このユーザーが後に債券分析チームに移動した場合、元のデータセットへのアクセス権が削除され、債券チームが使用するデータセットへのアクセスが許可されるようにできます。最終的にこのユーザーが顧客の組織を離れた場合、FinSpace で自動的にアクセスを無効にできます。

Amazon FinSpace は金融サービスのお客様向けのフルマネージド分析サービスです。アナリストはポートフォリオ、保険数理システム、リスク管理システムなどの複数の場所のデータや、サードパーティーのデータソースからのペタバイト規模のデータ (株式取引からの株価履歴など) にアクセスして分析を行うことができます。FinSpace を使うとデータを大規模に格納、カタログ化、準備できるため、これまで数か月をかけて取得していたインサイトを数分で取得できます。新しい API は AWS SDK および CLI を介して利用できます。Entitlements API の詳細については、「Amazon FinSpace Data API リファレンス」をご覧ください。Amazon FinSpace の使用を開始するには、AWS Amazon FinSpace の製品ページおよびサービスに関するドキュメントを参照してください。