投稿日: Jun 29, 2022

Amazon S3 on Outposts は、Outposts にローカル保存されているオブジェクトに期間限定でアクセスできるようにする署名付き URL のサポートを開始しました。S3 on Outposts のバケット所有者は、これまでより簡単に仮想プライベートクラウド (VPC) でオブジェクトを共有できるようになります。

署名付き URL のサポート前は、他のユーザーとオブジェクトを共有するために、バケット所有者が IAM ポリシーをバケットに割り当てる必要がありました。今後は署名付き URL を使用することで、バケット所有者は VPC でオブジェクトを共有、アップロード、または削除する権限を他のユーザーに期間限定で付与できるようになります。バケット所有者は、AWS CLI と SDK を使用し、有効期限 (最短 1 秒、最長 7 日) を設定することにより、署名付き URL で期間限定のアクセス許可を付与できます。

Amazon S3 on Outposts では、低レイテンシー、ローカルデータ処理、データレジデンシーのニーズを満たすため、オンプレミスの AWS Outposts ラック環境にオブジェクトストレージを提供します。S3 API と機能を使用することにより、S3 on Outposts は、Outposts のデータの保存、セキュリティ保護、タグ付け、取得、レポート、およびアクセスの制御をより容易にします。AWS Outposts ファミリーのひとつである AWS Outposts ラックは、AWS のインフラストラクチャ、サービス、およびツールをほぼすべてのデータセンター、コロケーションスペース、オンプレミスの施設に拡張し、真に安定したハイブリッドエクスペリエンスを実現するフルマネージドサービスです。

署名付き URL は、AWS Outposts ラックが利用可能なすべての AWS リージョンで、追加料金なしで使用できます。署名付き URL の使用開始や詳細については、S3 on Outposts のページをご覧いただくか、ドキュメントをご覧ください。