投稿日: Jul 1, 2022

AWS IoT Greengrass はモノのインターネット (IoT) のエッジランタイムおよびクラウドサービスです。デバイスソフトウェアの構築、デプロイ、管理を支援します。MQTT バージョン 5 のエッジサポートを追加したバージョン 2.6 がリリースされました。このバージョン 5 では、MQTT バージョン 3.1.1 プロトコルに対し、多くの機能改善を含むデバイス間通信仕様が更新されています。

本リリースに先立ち、AWS IoT Greengrass は Moquette オープンソースブローカーを通じて MQTT v3.1.1 のサポートを提供しており、スケーラブルで低メモリのソリューションが必要な多くのエッジデバイス間の通信環境において有効に機能しています。工業および自動車産業では MQTT v5 プロトコルのサポートが必要とされていました。通信、投稿、サブスクリプションの機能をホストする MQTT v3.1.1 プロトコルに 18 以上の改善が追加されています。今回の AWS IoT Greengrass のリリースでは、MQTT v5 プロトコルのネイティブサポートを提供するマネージドオープンソース MQTT v5 エッジブローカー EMQX を含む新しいコンポーネントが追加されました。また、EMQX はブローカー高可用性やブローカークラスタリングなどの高度な機能を備えており、高スループットのユースケース向けにパフォーマンスと耐障害性を向上させています。

AWS IoT Greengrass v2.6 では、MQTT v5 のサポートに加え、その他 6 つの機能追加と改善が行われています。詳細な情報については、製品ページおよび更新されたデベロッパーガイドをご覧ください。AWS IoT Greengrass をご利用いただける全リージョンについては、AWS リージョン表をご覧ください。