投稿日: Sep 27, 2022

AWS のユーザーは AWS Copilot の最新バージョン v1.22 をダウンロードして使用できるようになりました。AWS Copilot はコンテナ化されたアプリケーションのコマンドラインインターフェイス (CLI) です。AWS Copilot は共通のアプリケーションアーキテクチャとインフラストラクチャパターン、使いやすい運用ワークフロー、継続的なデリバリーパイプラインのセットアップを提供することで、コンテナ化されたアプリケーションを AWS で簡単に構築、デプロイ、運用できるようにします。今回のリリースは、Copilot ユーザーが IAM アクセス許可の境界を活用して組織のセキュリティ要件とサービス管理ポリシーに準拠し、オペレーションとイベントの順序が重要な場合にイベント駆動型のサービスを構築し、パブリック HTTPS ウェブサービスにおいて低レイテンシーのコンテンツ配信を実現するのに役立ちます。

新しい AWS Copilot のリリース (v1.22) では、IAM ポリシー名を app init CLI コマンドの --permissions-boundary フラグに渡すことで、アプリケーションの IAM アクセス許可の境界を有効にできるようになりました。これにより、Copilot が作成するすべての IAM ロールの IAM アクセス許可の境界が適切に設定され、サービス管理ポリシーを持つ会社が Copilot を使用できるようになります。さらに、今回のリリースでは、Copilot のワーカーサービスパターンの Copilot FIFO SNS/SQS のサポートが追加されました。この機能により、Amazon SNS FIFO と SQS FIFO を使用して、順番付けされたパブリッシュサブスクライプアーキテクチャを作成できます。また、v1.22 では、Amazon CloudFront を活用した低レイテンシーコンテツの配信および負荷分散されたパブリックウェブサービスの高速の TLS ターミネーションが可能になりました。環境マニフェストファイルに cdn.tls_termination: true を追加して、この機能を有効にできます。

GitHub ページから直接新しい AWS Copilot v1.22 リリースをダウンロードするか、入門ガイドを参照してください。