投稿日: Oct 24, 2022

めったにアクセスせず。90 日以上保持することにしている Amazon EBS Snapshots のストレージのコストが、Amazon Elastic Block Store (EBS) Snapshots Archive によって最大 75% 削減可能になります。Amazon EBS Snapshots は増分的な性質を持っているため、最後のスナップショット以降の変更のみを保存します。これにより、頻繁にアクセスする必要がある日次および週次バックアップのためのスナップショットのコスト効率が高まります。数か月ごと、または数年ごとにアクセスするスナップショットがあり、法的またはコンプライアンス上の理由からそれらを長期的に保持したいという場合は、Amazon EBS Snapshots Archive を使用して、標準階層で保存する場合に発生するコストよりも低いコストで完全なポイントインタイムスナップショットを保存できます。また、Amazon Data Lifecycle Manager を使用してスナップショットを作成し、特定のポリシーに基づいて EBS Snapshots Archive に自動的に移動させることができるため、複雑なカスタムスクリプトを管理する必要性や、無駄なストレージコストがかかるリスクをさらに軽減できます。 

Amazon EBS Snapshots Archive 階層のスナップショットの最小保持期間は 90 日です。スナップショットをアーカイブすると、Amazon EBS ボリュームの作成に必要なすべてのデータが含まれる完全なスナップショットアーカイブが作成されます。スナップショットアーカイブからボリュームを作成するには、そのスナップショットアーカイブを標準階層に復元してから、通常と同じ方法を使ってスナップショットから Amazon EBS ボリュームを作成します。Amazon Data Lifecycle Manager ポリシーを使った作成およびスナップショットのアーカイブ階層への移動を追加料金なしで自動化できるようになりました。指定した期間が経過すると、Snapshots Archive が有効になっているポリシーが、スナップショットを自動的にアーカイブ階層へ移動します。最終的に Data Lifecycle Manager は、保持期間の終了時にスナップショットを自動的に削除します。

この機能は AWS コマンドラインインターフェイス (CLI)AWS SDKAWS コンソールから AWS GovCloud (米国) リージョンで利用できます。 詳細については、EBS Snapshots Archive の技術文書ブログ、Amazon Data Lifecycle Manager を使用した EBS Snapshots Archive の自動化に関する技術文書をご覧ください。