投稿日: Oct 3, 2022

Amazon SageMaker Canvas で、必要なアクセス許可の管理が簡素化され、時系列予測モデルをさらに迅速に設定できるようになりました。SageMaker Canvas は、ビジネスアナリストが自分で正確な機械学習 (ML) モデルを生成してインサイトと予測を入手できるようにするポイントアンドクリック式の視覚的なサービスです。機械学習の経験やコードの記述はまったく必要ありません。

SageMaker Canvas がサポートするユースケースは多数あります。これには小売業の在庫管理、製造業の需要計画、旅行および接客業の人員/ゲスト計画、金融業の収益予測のほか、多くの分野で使用される時系列予測が含まれ、ここでは精度の高い予測が重要です。例えば、小売業者は、時系列予測を使用して、今後の販売需要を予測し、在庫水準、ロジスティクス、マーケティングキャンペーンの計画を立てることができます。SageMaker Canvas の時系列予測モデルは、Amazon Forecast などの先進技術を利用して、モデルの統計アルゴリズムと機械学習アルゴリズムを組み合わせ、精度の高い予測を実現します。

これまで時系列予測モデルを Canvas で設定するには、IT 管理者が AWS マネジメントコンソールで Identity and Access Management (IAM) ポリシーを手動で設定し、時系列予測に対してアクセス許可を明示的に追加する必要がありました。本日より、時系列予測のアクセス許可がデフォルトで有効になり、この操作は、IT 管理者が SageMaker のドメインを設定しながら直感的に行うことができます。これにより、Canvas のユーザーは、時系列予測モデルを迅速に設定してトレーニングを行い、予測を生成することで、効果的なビジネス成果を挙げることができます。

この新機能は現在、SageMaker Canvas がサポートされているすべての AWS リージョンで利用可能です。詳細と開始方法については、ドキュメントおよび製品ページをご覧ください。