投稿日: Oct 27, 2022

本日より、AWS Graviton2 プロセッサを搭載した Amazon EC2 C6gd インスタンスが、欧州 (パリ) リージョンで利用できるようになりました。C6gd インスタンスは、ハイパフォーマンスコンピューティング (HPC)、バッチ処理、広告配信、動画エンコーディング、ゲーム、科学的モデリング、分散分析、CPU ベースの機械学習推論などのコンピューティング集約型ワークロードに最適です。これらのインスタンスで提供されるローカル SSD ストレージは、高速キャッシュやスクラッチファイルなど、高速で低レイテンシーのストレージにアクセスする必要があるアプリケーション、バッチやログ処理などのデータの一時的な保存に役立ちます。

これらのインスタンスは、専用ハードウェアと軽量ハイパーバイザーを組み合わせた AWS Nitro System で構築されます。このシステムは、ホストハードウェアのコンピューティングリソースおよびメモリリソースを実質的にすべてお客様のインスタンスに提供し、全体的なパフォーマンスおよびセキュリティを改善します。これらのインスタンスでは、最大 25 Gbps のネットワーク帯域幅と、最大 19 Gbps の Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS) への帯域幅を利用できます。また C6gd インスタンスは、最大 3.8 TB の NVMe ベースの SSD ストレージも提供します。

AWS Graviton2 ベースのインスタンスは、多くの Linux オペレーティングシステムと、AWS およびパートナーの、セキュリティ、モニタリングと管理、コンテナ、継続的統合/配信 (CI/CD) 向けの、いくつかの一般的なサービスでサポートされています。Graviton2 ベースのインスタンス用 AWS サービスおよびパートナーソリューションに関する詳細は、AWS Graviton および AWS Graviton Ready プログラムにアクセスしてください。

今回のリージョンの拡大に伴い、Amazon EC2 C6gd は、AWS の米国東部 (オハイオ、バージニア北部)、米国西部 (オレゴン、サンフランシスコ)、南米 (サンパウロ)、アジアパシフィック (ムンバイ、大阪、東京、ソウル、シンガポール、シドニー)、カナダ (中部)、欧州 (フランクフルト、アイルランド、ロンドン、パリ、ストックホルム) の各リージョンで利用できるようになりました。これらのインスタンスは、ベアメタルオプションに加えて、1、2、4、8、16、32、48、または 64 vCPU を備えた 8 種類のサイズでご利用いただけます。これらのインスタンスは、オンデマンド、リザーブドインスタンス、スポットインスタンス、または Savings Plans の一部としてご購入いただけます。

AWS Graviton2 ベースのインスタンスは、AWS マネジメントコンソールAWS コマンドラインインターフェイス (CLI)AWS SDK から使用を開始できます。また、2022 年 12 月 31 日まで、t4g.small インスタンスで月に最大 750 時間を提供する T4g 無料トライアルを利用して、Graviton2 ベースのインスタンスを無料で開始することもできます。詳細については、AWS Graviton のページまたは Github の開始方法のページにアクセスしてください。