投稿日: Oct 31, 2022

AWS IoT Core は Location Action を発表しました。これは IoT デバイスから Amazon Location Service に緯度と経度のデータをルーティングする機能で、これによりソフトウェア開発者は地理空間的データと位置情報機能を IoT アプリケーションに簡単に追加できるようになります。今回のリリースにより、IoT デバイスのライブ位置情報を Amazon Location Service にルーティングすることができ、デバイスのライブ位置を追跡したり、デバイスがジオフェンスを横切ったときにアラートを受信したりするなど、追跡およびジオフェンシングのユースケースに利用できます。

AWS IoT Core は、クラウドインフラストラクチャの管理を必要とせずに、 何十億もの IoT デバイスを接続し、何兆ものメッセージを AWS のサービスにルーティングできるフルマネージド型のサービスです。ルールエンジンは AWS IoT Core の機能で、IoT デバイスのデータをフィルタリングして処理し、データを 15 以上の AWS およびサードパーティサービスにルーティングできます。ルールエンジンを使用して、IoT デバイスによって生成されたメッセージから緯度経度データをフィルタリングして処理できるようになりました。次に、ルールエンジンの Location Action 機能を使用して緯度経度データを Amazon Location Service にルーティングし、Amazon Location Service を介して IoT デバイスを追跡、記録、可視化する機能を利用できます。

開始するには、IoT デバイスを AWS IoT Core に接続し、メッセージから緯度経度データをフィルタリングするようルールを定義します。それからルールエンジンコンソール、CLI、または SDK を使用して Location Action を作成し、デバイスの位置情報をモニタリングします。

AWS IoT Core での Location Action 機能は現在、米国東部 (オハイオ)、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (アイルランド)、欧州 (ストックホルム)、アジアパシフィック (シンガポール)、アジアパシフィック (シドニー)、アジアパシフィック (東京) の各リージョンでご利用いただけます。詳細については、デベロッパーガイド機能の説明のビデオを参照してください。