投稿日: Nov 17, 2022

Amazon FinSpace はキャピタルマーケットのお客様向けの分析データハブで、アナリストとデータエンジニアは複数のソースから収集されたデータにアクセスし、Amazon FinSpace のマネージド Apache Spark Engine と Capital Markets Time Series Analytics Library を使用してこのデータを変換できます。本日より、FinSpace で開発されたデータセットを Amazon Redshift、Amazon Athena、Amazon QuickSight、Amazon EMR、Amazon SageMaker などの AWS の分析および機械学習サービスでも使用できるようになりました。これにより、FinSpace のデータを分析ワークフローや機械学習ワークフローに統合できます。

アクセスは、Amazon FinSpace の新しいデータビュー共有機能を使用して有効にします。Amazon FinSpace のデータビューでは、Amazon FinSpace に保存されているデータにクエリを実行するアクセス権が提供されます。データビュー共有を有効にすると、Lake Formation のテーブル共有のように、すべてのデータビューが Lake Formation データレイク内のテーブルとして利用できるようになります。Lake Formation のデータレイク管理者は、Amazon Redshift、Amazon Athena、Amazon QuickSight、Amazon EMR、Amazon SageMaker などの AWS の分析サービスを使用してデータレイク内の共有データにアクセスできるアクセス許可をデータレイクのユーザーに付与できます。

例えば、FinSpace を使用するリスクアナリストは、Apache Spark Engine と Capital Markets Time Series Analytics Library を使用して、ポートフォリオのバリューアットリスク (VaR) 計算を実行できます。このプロセスではポートフォリオの一連のリスクスコアが出力され、このスコアはデータビュー共有を使用して共有できます。自動化された Athena クエリを実行して他のリスクデータと組み合わせて、QuickSight の統合リスクダッシュボードに表示できます。

データビュー共有の詳細については、ドキュメントを参照してください。Amazon FinSpace の詳細については、こちらをご覧ください。