投稿日: Nov 23, 2022

Amazon Managed Grafana では、Amazon Virtual Private Cloud (VPC) でホストされているデータソースに直接接続できるようになりました。Amazon Managed Grafana はオープンソースの Grafana 向けのフルマネージドサービスで、オープンソース、サードパーティーの ISV、AWS のサービスに簡単に接続して、データソースを大規模に可視化、分析できます。Amazon VPC は AWS アカウント専用の仮想ネットワークで、アプリケーションが接続するパブリックサブネットとプライベートサブネットを作成するなど、仮想ネットワーク環境を包括的に制御できます。 

以前は、Amazon Managed Grafana から VPC でホストされているデータソースに接続するためにパブリックネットワークを使用していました。今回、Amazon Managed Grafana では、パブリック IP を使用したり、トラフィックをインターネットに転送したりすることなく、VPC 内のデータソースに接続できるようになりました。OpenSearch、Amazon RDS データベース、セルフマネージド Prometheus、その他のデータソースには、パブリック向けのエンドポイントがないことがよくあります。Amazon Managed Grafana ワークスペースを VPC に接続することで、VPC 内のデータソースに対してクエリ、可視化、アラートを実行できます。また、VPC ピアリングまたは AWS Transit Gateway を使用して Grafana ワークスペースを複数の VPC に接続することもできます。このように、プライベートにホストされているデータソースとパブリック向けのデータソースの両方を同じ Amazon Managed Grafana ワークスペースに接続して、1 か所ですべてのデータを可視化できます。

この機能は、米国東部 (オハイオ)、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (アイルランド)、欧州 (フランクフルト)、アジアパシフィック (シドニー)、アジアパシフィック (東京) の各 AWS リージョンで利用できます。Managed Grafana ワークスペース用の VPC を設定するには、AWS コンソール、SDK、CLI のいずれかを使用します。詳細については、Amazon Managed Grafana ユーザーガイドをご覧ください。詳細については、Amazon Managed Grafana の製品ページおよび料金ページをご覧ください。また、AWS Observability Recipes のページにアクセスしてテンプレートの使用を開始してください。