投稿日: Nov 28, 2022

Amazon Redshift では、新しい SQL の機能 (MERGE、ROLLUP、CUBE、GROUPING SETS) のサポートを開始しました。これらの機能を使うと、Redshift で多次元分析のアプリケーションの構築と頻繁に変化するデータの取り込みが簡単になります。さらに、Amazon Redshift で JSON および PARQUET ソースファイルからネストされたデータを取り込むときに、より大きな半構造化データサイズ (最大 16 MB) をサポートするようになりました。これらの機能強化を組み合わせて使用すると、Amazon Redshift に他のデータウェアハウスシステムから移行する場合、コード変換作業が軽減され、パフォーマンスが向上します。

Amazon Redshift で他のデータウェアハウスシステムから移行している場合や、頻繁に変化するデータを Redshift ウェアハウスに取り込む必要がある場合、単一 MERGE SQL コマンドで既存および新規のソースデータに基づいてターゲットテーブルから条件付き挿入、更新、削除を簡単に行えるようになりました。多次元分析を行う必要がある場合、複雑な集計ロジックをオフロードし、SQL の一部として Amazon Redshift ウェアハウスで直接 ROLLUP、CUBE、GROUPING SETS のような OLAP クエリを実行することによって、アプリケーションを簡素化できるようになりました。これらの新しいコマンドを使用すると、アプリケーションで複雑なデータ処理コードを使用する必要がなくなり、これらの分析を Amazon Redshift 内で実行することにより、パフォーマンスも改善されます。1 MB から 16 MB に拡張されたより大きな半構造化データのサポートにより、Redshift にロードする前にこれらのファイルの前処理を最小限に抑えることで、より大きなネストされたデータを含むデータインジェストパイプラインを簡素化することもできます。 

Amazon Redshift でデータウェアハウスの移行を簡素化し、高速化するこれらの SQL の新機能は、米国東部 (オハイオ)、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (東京)、欧州 (アイルランド)、欧州 (ストックホルム) の AWS リージョンでプレビュー版を利用できます。 

開始方法および詳細については、ドキュメントをご覧ください。