投稿日: Nov 7, 2022

Amazon SageMaker Canvas が、時系列予測ユースケースのデータセットおよび機械学習 (ML) モデル向けに保管時の暗号化をサポートしました。クイックビルドとスタンダードビルドの両方が対象です。SageMaker Canvas はポイントアンドクリック式のビジュアルインターフェイスであり、ビジネスアナリストは機械学習を使用した経験がなくても、あるいはコードを 1 行も書かなくても、高精度な ML 予測を自分で生成できます。

これまで SageMaker Canvas がサポートしていたのは、AWS Key Management Service (KMS) のカスタマーマネージドキー (CMK) を使用した保管時の暗号化であり、対象はカテゴリ予測を 2 つ伴う二項分類の問題、カテゴリ予測を 3 つ以上伴う多クラス分類の問題、数値予測を伴うリグレッション問題でした。今回のリリースで、AWS KMS の CMK を使用した保管時の暗号化を時系列予測にも利用可能となり、SageMaker Canvas で現在サポートされているすべての問題のタイプがカバーされるようになりました。

モデルのトレーニングおよびインサイトの生成に使用されるインスタンス上のファイルシステムの暗号化や、Amazon S3 バケット内のモデルデータの暗号化に独自のキーを使用することで、SageMaker Canvas で保管時の暗号化を有効にできます。引き続き、キーのインポート、更新、無効化、削除、使用ポリシーの定義、使用状況の監査は可能です。お客様は暗号化ポリシーを完全に管理し、柔軟に設定できます。

カスタマーマネージドキーによる暗号化は、インポートしたデータセット、ML モデルアーティファクト、バッチ予測でサポートされており、Canvas が提供されているすべての AWS リージョンにおいてご利用いただけます。詳細と開始方法については、Amazon SageMaker Canvas の製品ページよくある質問ページをご覧ください。