投稿日: Feb 15, 2023

Amazon EC2 専有ホストで、自動ホストメンテナンス機能をご利用いただけるようになりました。自動ホストメンテナンスを使用すると、専有ホストのパフォーマンスが万が一低下した場合に、AWS が、そのホストで実行されている EC2 インスタンスを定期的なメンテナンスイベントの最中に新たに割り当てられた専有ホストで自動的に再起動します。そのため、アプリケーションのダウンタイムが短縮されるほか、差別化につながらない面倒なホストメンテナンス作業を軽減できます。

AWS は、ホストとそこで実行されているインスタンスの正常性を定期的にモニタリングしています。自動ホストメンテナンス機能を使用すれば、万が一パフォーマンスが低下したときや EC2 のメンテナンスが予定されているとき、AWS が通知し、新しいホストを割り当てて、メンテナンスイベントを 2 週間後に実行するようスケジュールします。これにより、お客様は余裕を持って準備することが可能です。AWS は、メンテナンスイベント中に代替のホストでインスタンスを再起動し、インスタンスを移動できなければお客様に通知します。EC2 の [Events] (イベント) ページか AWS Health Dashboard でイベントの詳細を確認できるほか、インスタンス再起動の順番変更や、イベントのスケジュール変更も可能です。

EC2 専有ホストを使用すれば、専用の物理サーバーを必要とする既存のソフトウェアライセンスとワークロードをクラウドに簡単に移行できます。専有ホストで実行されている EC2 インスタンス上の、VM、ソケット、物理コアのいずれかにバインドされている対象のソフトウェアライセンスを使用すれば、ビジネスの柔軟性とコスト効率が向上します。さらに、専有ホストでは、物理サーバーの容量全体で、サイズの異なるインスタンスを起動し、ビジネスニーズに合わせてきめ細かな配置制御を行うことが可能です。

自動ホストメンテナンス機能は、AWS Outposts と AWS Local Zones を除いた従来型の AWS リージョンすべての専有ホストでご利用いただけます。本機能の使用に、追加料金はかかりません。詳細、および、本機能がサポートされているインスタンスタイプの一覧は、専有ホストメンテナンスのユーザーガイドを参照してください。