投稿日: Mar 31, 2023

AWS License Manager では、AWS Marketplace および独立系ソフトウェアベンダーから購入したすべてのソフトウェアについて組織全体のライセンスエンタイトルメントの使用状況を確認できるようになりました。また、管理者は、組織のルートや AWS アカウントだけでなく、組織単位 (OU) にもライセンスの権限を配布できるようになりました。ライセンス権限の配布時に、ユーザーは AWS アカウントが既に所有している可能性がある同じソフトウェアのライセンス権限を置き換えることができます。 

クラウドのフットプリントが大きくなるにつれて、組織全体でのライセンスの使用状況をより詳細に把握することが必要になります。組織全体の状況を把握することにより、意図しないコンプライアンス違反や、同じ製品に対して複数のライセンスを購入するリスクを軽減できます。また、組織全体の状況を理解することで、管理者はライセンスの権限を有効または無効にして、ライセンスの割り当てと購入を調整できます。管理者は、ライセンスの権限を OU に配布する機能を拡張することによって、OU ベースのアカウント階層をライセンス管理に利用できるようになりました。このオプションを使用すると、AWS アカウントレベルでライセンスの権限を管理する必要が少なくなると同時に、組織内のすべてのアカウントにライセンスを提供する必要もなくなります。OU にライセンスの権限を付与すると、アカウントが追加または削除されたときに、ライセンスは自動的にアクティブ化または非アクティブ化されます。最後に、管理者は既存のライセンス権限を置き換えることができるため、組織全体でライセンスをどのように使用するかをより適切に管理できます。ライセンス権限の置き換えができることにより、管理者は最適なライセンスが組織で使用されるように管理できます。 

AWS License Manager は、AWS GovCloud と AWS 中国リージョンを含むすべての AWS リージョンでご利用いただけます。詳細は、AWS License Manager ドキュメントをご覧ください。