投稿日: Apr 24, 2023

AWS License Manager において、EC2 インスタンスの Ubuntu LTS (Long Term Support) オペレーティングシステムを Ubuntu Pro にアップグレードするための新機能がリリースされました。Ubuntu Pro にサブスクライブすると、Canonical が Ubuntu LTS をリリースする際に 5 年間の延長セキュリティメンテナンス (ESM) を受けられます。この License Manager 機能を使用すると、現在お使いの Ubuntu LTS インスタンスをインプレースで Ubuntu Pro にアップグレードできます。新しい Ubuntu Pro Amazon マシンイメージ (AMI) への移行は不要です。Ubuntu Pro にアップグレードした EC2 インスタンスを使用すると、Ubuntu Pro の該当するオンデマンド料金または Savings Plans 料金が、秒単位で課されます。

5 年間のセキュリティメンテナンスの延長に加えて、Ubuntu Pro では、Ubuntu Universe リポジトリにおける約 23,000 以上のパッケージのセキュリティをカバーする機能や、ライブカーネルパッチの機能などが提供されています。例えば、Ubuntu 18.04 LTS は 2023 年 5 月 31 日で標準サポートが終了します。そこで License Manager で Ubuntu 18.04 LTS インスタンスを Ubuntu Pro 18.04 LTS にアップグレードすれば、2028 年 4 月までセキュリティアップデートを受けることができます。EC2 での Ubuntu Pro の詳細については、こちらの発表を参照してください。

この機能は、AWS GovCloud (米国) と中国リージョンを除く、AWS License Manager が提供されている AWS リージョンすべてでご利用いただけます。使用を開始するには、AWS License Manager コンソールにアクセスし、左側のペインの [License type conversion] (ライセンスタイプ変換) を選択し、[Create license type conversion] (ライセンスタイプの変換を作成) を選択します。ソースオペレーティングシステムとして [Ubuntu] を選択し、AWS License Manager ユーザーガイドに記載されている手順に従って Ubuntu Pro にアップグレードします。