投稿日: May 2, 2023

AWS Health はサービスヘルスイベントを Amazon EventBridge に公開するようになりました。以前は、このチャンネルではアカウント固有のイベントしか受信できませんでした。これで、AWS サービスの全体的な状態に関するイベントも受信できるようになりました。これにより、アプリケーションのパフォーマンスに影響する可能性のあるサービスの問題の全体像を把握できます。 

AWS Health では、AWS リソースとサービスのパフォーマンスを継続的に可視化できます。AWS Health イベントを使用して、サービスとリソースの変更が AWS で実行されているアプリケーションにどのような影響を与えるかを知ることができます。サービスヘルスイベントは、サービス全体の可用性に関する情報を提供するものであり、AWS Health Dashboard のサービスヘルスビューで公開されます。

この機能を使用すると、サービスヘルスイベントを簡単に収集、フィルタリングし、チームに直接配信したり、選択したツールと統合するワークフローを実行したり、重要なヘルスイベントへの対応を自動化したりできます。また、AWS Health はバックアップ AWS リージョンでのサービスヘルスイベントに関する EventBridge ルールの設定をサポートするようになったため、ワークフローのレジリエンスをさらに高めることができます。米国西部 (オレゴン) では、標準パーティション内のその他すべての AWS リージョンのバックアップとして機能するルールを作成して、プライマリリージョンが運用上の問題の影響を受けても引き続きサービスヘルスイベント情報を受け取ることができます。プライマリリージョンが米国西部 (オレゴン) の場合、米国東部 (バージニア北部) リージョンの EventBridge エンドポイントがバックアップとして機能します。

この機能は、アジアパシフィック (メルボルン)、アジアパシフィック (ハイデラバード)、欧州 (スペイン)、欧州 (チューリッヒ)、中東 (UAE) のオプトインリージョンを除き、Amazon EventBridge サービスが提供される標準パーティションのすべての AWS リージョンで利用できます。AWS リージョンでのこの機能の提供状況に関する最新情報については、EventBridge によるヘルスイベントのモニタリングに関するドキュメントをご覧ください。

2023 年 5 月 3 日 - この記事の「提供状況」に関するセクションを更新し、この機能が現在サポートされているリージョンの詳細を追加しました。