投稿日: Jun 30, 2023

Amazon Elastic Container Services (Amazon ECS) では、長時間シャットダウンされるタスクがあるコンテナインスタンス上で、より高速なタスク起動が可能になりました。これにより、お客様はワークロードをより迅速にスケールし、インフラストラクチャの使用率を向上させることができます。

Amazon ECS は、コンテナ化されたアプリケーションを簡単にデプロイ、管理、およびスケールできる、フルマネージドコンテナオーケストレーションサービスです。タスクプロビジョニングのスループットを高めるため、ECSは、実行中のタスクが停止状態に移行するたびに、インスタンスリソース (CPU、メモリ、ポートなど) を新しいタスクを起動するための空きがあると楽観的に判断します。この最適化は、タスクを停止するのと並行して新しいタスクをスケジュールできるようにすることで、大抵の場合でうまく機能します。ただし、停止中のタスクのシャットダウンに時間がかかる場合、新しいタスクの起動がインスタンス上でブロックされる可能性があります。これは、ECS エージェントが新しいタスクを開始する前に、停止中のすべてのタスクがシャットダウンするのを待っていたために発生しました。本日より、ECS エージェントは、シャットダウン保留中のタスクがあっても、必要なリソースが利用可能であればインスタンス上で新しいタスクを開始できるようになりました。これにより、タスクの起動が高速化され、インフラストラクチャの使用率が向上します。

EC2 上の Amazon ECS を使用するお客様や、ECS エージェントバージョン 1.73.0 以降の Amazon ECS Optimized AMI 上のすべての AWS リージョンで ECS Anywhere をご利用のお客様が、この新しいエクスペリエンスをご利用いただけるようになりました。詳細については、ユーザーガイドブログ投稿をご覧ください。