投稿日: Jul 13, 2023

Amazon FSx for NetApp ONTAP は、NetApp の人気のある ONTAP ファイルシステム上に構築されたフルマネージド型の共有ストレージを提供するサービスであり、ファイルシステムイベントの監視とネットワーク接続の診断を可能にする追加の 2 つの監視機能を発表しました。ONTAP イベント管理システム (EMS) ログにアクセスして、ファイルシステム上のパケットキャプチャを収集できるようになりました。

ONTAP には、イベント管理システム (EMS) と呼ばれるイベントのログ記録システムがあります。EMS イベントは、進行中のイベント (ボリュームがいっぱいになりそうになったり、ONTAP のボリューム自動サイズ設定機能を使用して自動的にサイズが変更されたりするなど) を通知し、ストレージ仮想マシン (SVM) と Active Directory 間の認証問題などの詳細なエラーメッセージも記録します。今日から、ONTAP のネイティブ CLI または REST API を使用して EMS イベントにアクセスできます。これにより、ファイルシステムを監視し、ネットワーク接続のトラブルシューティングを行う方法が増えることになります。

また、ONTAP をご利用のお客様は、ネットワーク接続のトラブルシューティング時にパケットキャプチャを使用することがあります。パケットキャプチャでは、パケットキャプチャを実行するクライアントとの間で転送されるデータを詳細に確認できるため、どの時点でデータが転送または受信されていないかを判断できます。今日から、FSx for ONTAP ファイルシステムでパケットキャプチャを収集できます。

本日以降、上記の機能は新規のファイルシステムで、FSx for ONTAP が提供されているすべての AWS リージョンにおいて、ご利用いただけます。既存のファイルシステムは、今後の毎週のメンテナンス期間にこのサポートを受けることができます。EMS イベントの監視とパケットキャプチャの作成について詳しくは、FSx for ONTAP ユーザーガイドを参照してください。