投稿日: Aug 9, 2023
AWS Fargate で、Amazon ECS で調整されたアプリケーションについてプロセス ID (PID) 名前空間の共有とカーネルパラメータ構成 (sysctl) がサポートされるようになりました。Fargate で実行されるタスクの ECS タスク定義内で pidMode パラメータと sysctl パラメータを構成できるようになりました。
pidMode を使用すると、タスク内の他のコンテナと PID 名前空間を共有できます。Fargate では pidMode=task のみサポートされています。プロセス名前空間の共有を有効にすると、モニタリングサイドカーなどの連携しているコンテナが、同じタスク内で実行されている他のコンテナに関する情報にアクセスできます。
sysctl 構成を使用すると、アプリケーションのカーネルパラメータの管理をより詳細に行うことができます。これを使用して、アプリケーションの特定のニーズに合わせてカーネルの動作を最適化できます。設定可能な sysctl のリストには net.*、fs.mqueue.*、kernel.msgmax、kernel.msgmnb、kernel.msgmni、kernel.sem、kernel.shmall、kernel.shmmax、kernel.shmmni、kernel.shm_rmid_forced が含まれます。例えば、net.ipv4.tcp_keepalive_time 設定を構成して、Fargate で実行されるアプリケーションについて接続が維持される時間を長くすることができるようになりました。
詳細については、Amazon ECS のタスク定義パラメータのドキュメントとブログ記事をご覧ください。Amazon ECS の詳細については、製品ページをご覧ください。