投稿日: Sep 7, 2023

Trusted Language Extensions for PostgreSQL が、独自のカスタムデータ型の構築をサポートし、Amazon Relational Database Service (RDS) for PostgreSQL で利用できるようになりました。これにより、Trusted Language Extensions for PostgreSQL を使用して、新しい基本 (すなわちスカラー) データ型を作成し、その保存方法を指定して、この新しいデータ型に対する SQL 操作とインデックス操作をサポートする関数を定義できるようになりました。

カスタムデータ型は、数値やテキストなどの組み込みのデータ型では十分な検索セマンティクスを提供できない機能ドメインをサポートするように PostgreSQL を拡張する際に役立ちます。例えば、AWS リソースは Amazon リソースネーム (ARN) によって一意に識別できます。ARN カスタムデータ型を構築してアプリケーションから ARN を保存し比較できます。また、インデックスなどの PostgreSQL 機能を活用して、検索を高速化することもできます。

Trusted Language Extensions for PostgreSQL (pg_tle) は、PostgreSQL 上で安全に動作する信頼できる言語で書かれた拡張機能を構築するのに役立つオープンソース開発キットです。PostgreSQL 拡張機能 pg_tle v1.1.1 に含まれるカスタムデータ型のサポートは、PostgreSQL 15.4 以降、14.9 以降、13.12 以降を実行している Amazon RDS のデータベースインスタンスで、AWS GovCloud (米国) リージョンを含む該当するすべての AWS リージョンでご利用いただけます。

Amazon RDS for PostgreSQL を使用すると、クラウドにデプロイした PostgreSQL を簡単にセットアップ、運用、スケールできます。料金の詳細や利用できるリージョンについては、Amazon RDS for PostgreSQL の料金を参照してください。フルマネージド型 Amazon RDS データベースは、Amazon RDS マネジメントコンソールで作成または更新してください。独自のカスタムデータ型を構築する方法の詳細については、AWS データベースブログをご覧ください。