投稿日: Sep 8, 2023

AWS NAT ゲートウェイがロサンゼルスの AWS Local Zone (us-west-2-lax-1a) で利用できるようになりました。AWS Local Zones は AWS インフラストラクチャをデプロイするタイプのサービスで、現在 AWS リージョンが存在しない場所の大規模な集団、産業、IT センターの近くに AWS のコンピューティング、ストレージ、データベース、その他の特定のサービスを配置します。 

AWS Local Zones を使用することで、リアルタイムゲーム、ライブビデオストリーミング、エンジニアリングシミュレーション、AR/VR、エッジでの機械学習による推論などのユースケースで 1 桁ミリ秒単位のレイテンシーを要求するアプリケーションを実行できます。今回のリリース以前、お客様は NAT ゲートウェイを使用するために us-west-2-lax-1a から米国西部リージョンの別のアベイラビリティーゾーンにトラフィックをルーティングする必要があり、その結果、アプリケーションのレイテンシーが増加していました。今回のリリースにより、Local Zone (us-west-2-lax-1a) で NAT ゲートウェイを作成して使用することで、このような余計なレイテンシーを防ぐことができます。 

AWS NAT ゲートウェイを使用すると、プライベートサブネット内のインスタンスは、インターネットを含め、サブネット外のサービスには安全に接続できますが、未承諾のインバウンドトラフィックにはアクセスできなくなります。また、AWS NAT ゲートウェイを使用して、単一の IP アドレスの背後で大規模なワークロードを実行したり、NAT ゲートウェイの IP アドレスの背後にあるワークロードの IP アドレスをマスクしたりすることもできます。 

VPC NAT ゲートウェイの詳細については、AWS のドキュメントをご覧ください。AWS Local Zones の詳細については、AWS Local Zones のウェブサイトをご覧ください。ロケーションウェブページには、利用可能な Local Zones と発表済みの Local Zones が一覧表示されています。EC2 コンソールの [設定] の [ゾーン] タブから、または ModifyAvailabilityZoneGroup API を使用して、AWS Local Zones を有効にできます。