投稿日: Oct 24, 2023

Amazon Aurora PostgreSQL-Compatible エディションは、pgvector 拡張機能の v0.5.0 に対応しました。これにより、機械学習 (ML) モデルの埋め込みをデータベースに保存し、効率的な類似検索を実行できます。このバージョンには、Hierarchical Navigable Small World (HNSW) インデックス作成のサポート、ivfflat インデックス作成の並列化、距離関数のパフォーマンス向上が含まれます。

埋め込みとは、大規模言語モデル (LLM) に入力されたテキストのセマンティックな意味を取り込む生成系 AI から作成される数値表現 (ベクトル) です。pgvector は、Amazon Bedrock や Amazon SageMaker などの埋め込みの保存および検索を可能にします。Amazon RDS で pgvector を使用すると、GenAI アプリケーション用にデータベースを簡単にセットアップし、運用し、スケールできます。pgvector 0.5.0 では、HNSW インデックス作成のサポートが追加されています。これにより、類似検索を低レイテンシーで実行でき、関連性の高い結果が得られます。さらに、pgvector の HNSW は、同時挿入と、インデックスからのベクトルの更新や削除をサポートしています。LangChain などのオープンソースフレームワークを使用して GenAI アプリケーションを pgvector と統合できるため、ベクトルデータを簡単に検索できるようになります。

pgvector 拡張機能のバージョン 0.5.0 は、AWS GovCloud (米国) リージョンを含む AWS リージョンにおいて、Aurora PostgreSQL 15.4、14.9、13.12、12.16 以降で利用できます。

Amazon Aurora は MySQL および PostgreSQL との完全互換性を備えており、圧倒的な高パフォーマンスおよび可用性を世界規模で実現します。このサービスは、組み込みのセキュリティ、継続的なバックアップ、サーバーレスコンピューティング、最大 15 のリードレプリカ、自動化されたマルチリージョンレプリケーション、AWS の他のサービスとの統合を提供します。pgvector の詳細については、AWS データベースブログをご覧ください。Amazon Aurora の使用を開始するには、開始方法のページをご覧ください。