投稿日: Nov 26, 2023
本日、AWS は、Amazon FSx for OpenZFS でファイルシステム間のボリュームの増分ポイントインタイムスナップショット転送を簡単かつ効率的に行えるようにする、オンデマンドデータレプリケーションを発表しました。オンデマンドデータレプリケーションでは、シンプルかつ回復力のある方法で、本番データを開発、実験、分析のワークロードの用途のために別のファイルシステムにレプリケートできます。
Amazon FSx for OpenZFS は、一般的な OpenZFS ファイルシステムを基盤とするフルマネージド型で費用対効果の高い共有ファイルストレージを提供するとともに、OpenZFS を活用した豊富なデータ管理機能 (スナップショット、データのクローニング、圧縮など) を提供し、ミリ秒未満のレイテンシーと最大 10 GB/秒のスループットを実現します。これまで、データやアプリケーションへの新しい変更は、スナップショットを使用してファイルシステム内でボリュームをレプリケートすることで迅速かつ簡単にテストしていました。今回、ファイルシステム間でもボリュームをレプリケートできるようになったことで、本番環境と開発環境のワークロードを完全に分離できるようになり、デベロッパーやアナリストが、本番環境に影響を与えることなく本番データを操作することが可能です。
ボリュームのレプリケートは、FSx for OpenZFS を利用できるすべてのリージョンで、同じアカウントおよびリージョン内のファイルシステム間で行えます。オンデマンドデータレプリケーションには料金がかかりませんが、アベイラビリティーゾーン間でシングル AZ ファイルシステムからレプリケートする場合、またはシングル AZ ファイルシステムにレプリケートする場合は、通常の AWS データ転送料金がかかります。
FSx for OpenZFS ファイルシステムでオンデマンドレプリケーションを使用する方法の詳細については、Amazon FSx のドキュメントを参照してください。