投稿日: Nov 6, 2023

Amazon Managed Workflows for Apache Airflow (MWAA) で Apache Airflow バージョン 2.7 の環境を作成して遅延可能演算子を実行できるようになりました。Apache Airflow 2.7 は、ワークフローをオーサリング、スケジュール、および監視するのに役立つ、人気のあるオープンソースツールの最新のマイナーリリースです。

Amazon MWAA は、Apache Airflow のマネージドオーケストレーションサービスです。このサービスでは、クラウドでのエンドツーエンドのデータパイプラインを簡単に設定および運用できます。Amazon MWAA 上の Apache Airflow バージョン 2.7 では、遅延可能演算子のサポートが新たに追加されました。これによって、より少ないリソースでより多くのタスクを同時に実行できるようになりました。遅延可能演算子は、タスクが完了するのを待つ間にワーカースロットを解放します。この演算子は、Amazon EMR、Amazon ECS、AWS Glue といった、よく利用される AWS のサービスでサポートされています。また、今回の更新では、クラスターのアクティビティページ、自動セットアップ/ティアダウンタスク、シークレットキャッシュなどが改善されています。さらに、Amazon MWAA 上の Airflow 2.7 は、Python 3.11 で動作し、Amazon Linux 2023 (AL2023) のイメージをベースとして構築されているため、セキュリティレベルが高く、最新のツールや Python の最新のライブラリ/機能が備わっています。

現在サポートされているすべての Amazon MWAA リージョンにおいて、AWS マネジメントコンソールを数回クリックするだけで、Amazon MWAA から Apache Airflow 2.7 環境を起動できます。Apache Airflow 2.7 の詳細については、Amazon MWAA のドキュメント新機能を紹介するブログ記事、Apache Airflow のドキュメントにある Apache Airflow 2.7 の変更ログをご覧ください。

Apache、Apache Airflow、Airflow は、米国およびその他の国における Apache Software Foundation の登録商標または商標です。