投稿日: Nov 9, 2023

Amazon Relational Database Service (RDS) 用のフルマネージド型で高可用性のデータベースプロキシである Amazon RDS Proxy が、2 つの読み取り可能なスタンバイを備えた RDS マルチ AZ 配置のサポートを開始しました。Amazon RDS Proxy では、アプリケーションがデータベースと確立した接続をプールおよび共有でき、データベースの効率とアプリケーションのスケーラビリティが向上します。

最新のアーキテクチャで構築されていて、アクティブユーザーの増減に応じて水平方向にスケーリングできるアプリケーションなど、多数のデータベース接続を開いたり、接続を頻繁に開いたり閉じたりすることのあるアプリケーションは少なくありません。これによりデータベースのメモリと計算処理に負荷がかかり、パフォーマンスが低下し、アプリケーションのスケーラビリティが制限されます。Amazon RDS Proxy はアプリケーションとデータベースの間に配置され、確立されたデータベース接続をプールして共有し、データベースの効率とアプリケーションのスケーラビリティを向上させます。障害が発生すると、Amazon RDS Proxy はリージョン内のスタンバイデータベースインスタンスに自動的に接続します。Amazon RDS Proxy では、AWS Secrets Manager と AWS Identity and Access Management (IAM) を使用してデータベース認証情報とアクセスを管理できるため、アプリケーションコードにデータベース認証情報を埋め込む必要がなくなります。

Amazon RDS Proxy は、2 つの読み取り可能なスタンバイを備えた RDS マルチ AZ 配置のすべてのバージョンでサポートされています。利用可能なリージョンと、サポートされているエンジンのバージョンの一覧については、Amazon RDS ユーザーガイドを参照してください。

Amazon RDS Proxy は数回クリックするだけで有効にできます。Amazon RDS コンソールにアクセスして、2 つの読み取り可能なスタンバイを備えた RDS マルチ AZ 配置に RDS Proxy エンドポイントを追加するだけです。詳細については、Amazon RDS Proxy の詳細ページおよびドキュメントをご覧ください。