投稿日: Nov 26, 2023

本日、AWS Compute Optimizer 内で EC2 のサイズの適正化に関するレコメンデーションをカスタマイズできるようになったことを発表します。今回のリリースにより、CPU のヘッドルームとしきい値の両方の調整、新しい 32 日間のルックバック期間オプションの設定、インスタンスファミリーの詳細設定ができるようになりました。これらの設定は、組織、アカウント、またはリージョンレベルで行えます。

サイズの適正化のレコメンデーションに関する新しい詳細設定により、EC2 レコメンデーションの生成に使用されるパラメータを調整できます。CPU のヘッドルームとしきい値を調整すると、レコメンデーションで感度と追加のキャパシティを設定できるようになり、コストを削減したり、パフォーマンス感度を高めたりすることが可能です。新しい 32 日間のルックバックオプションでは、レコメンデーションの結果を計算する際に 1 か月分の利用状況データを使用するようにレコメンデーションを設定できるため、月ごとの利用パターンを確実に反映できます。特定のインスタンス要件があるお客様の場合、Compute Optimizer のレコメンデーション結果のインスタンスタイプに制限を設けることができます。この機能は、ワークロードをガバナンスプラクティスに合ったファミリーに移行するのに役立ちます。

レコメンデーションの調整の幅が広がったことと、レコメンデーションの作成方法の透明性が向上したこととが相まって、Compute Optimizer が提示するサイズの適正化に関するレコメンデーションを自信をもって採用できるようになります。レコメンデーションの詳細設定を開始するには、Compute Optimizer コンソールか、AWS SDK または CLI を使用します。

この新機能は、AWS GovCloud (米国) リージョンを除く、AWS Compute Optimizer が利用可能なすべての AWS リージョンで利用できます。新機能の最新情報について詳しくは Compute Optimizer の 製品ページユーザーガイド、またはブログ記事をご覧ください。