投稿日: Feb 1, 2024

本日、Amazon Monitron のお客様が静的 IP を使用してデバイスを設定する機能がリリースされたことをお知らせいたします。当社のゲートウェイデバイスは、Monitron の振動と温度のセンサーデータを AWS クラウドに安全に転送し、そこで Monitron サービスが機械学習を使用してデータを分析し、異常なマシンパターンがないかを調べます。現在、ファイアウォールによる保護を利用しているお客様は、工場に設置されたセンサーと AWS クラウドとの間でこの通信ができるようにするために、amazonaws.com のサブドメイン全体を許可リストに登録する必要があります。セキュリティ上の理由から、全ドメイン/サブドメインを許可リストに登録したくないお客様もいらっしゃいます。ファイアウォールの設定機能に制限があるために難しいと感じるお客様もいらっしゃいます。

今回のリリースにより、新たに設定するゲートウェイで静的 IP を使用できるようになります。これにより、お客様はファイアウォールにきめ細かなルールを設定して、ドメイン名ではなく特定の IP アドレスをフィルタリングできます。これらのアドレス (このドキュメントページを参照) は静的で、Amazon Monitron を使用するリージョンのみに従属するため、ファイアウォールルールで IP アドレスを最大 3 つまで簡単に許可リストに追加できます。

Amazon Monitron は、機械学習を用いて産業機器の異状を検出し、予知保全を可能にするエンドツーエンドのシステムです。Amazon Monitron には、振動と温度のデータをキャプチャする専用センサー、データを AWS クラウドに自動的に転送するゲートウェイが含まれているほか、システムセットアップ、分析、通知用のモバイルおよびウェブアプリケーションも用意されています。

この機能の詳細については、こちらのドキュメントを参照してください。この機能は、Amazon Monitron が一般提供されているリージョンすべてで利用可能です。利用できるリージョンの詳細については、AWS リージョン別のサービスを参照してください。