投稿日: Mar 28, 2024

AWS Compute Optimizer では、メモリ使用率に基づいてカスタマイズ可能な EC2 の適切なサイズのレコメンデーションがサポートされるようになりました。Compute Optimizer では、AWS CloudWatch エージェントまたは任意のオブザーバビリティ製品を使用してメモリ使用率のモニタリングを有効にすると、メモリ使用率メトリクスが考慮されて EC2 インスタンスの適切なサイズのレコメンデーションが生成されます。このリリースにより、Compute Optimizer でのメモリ使用率データの処理方法を調整し、EC2 の適切なサイズのレコメンデーションを使用して、さらなる節約とパフォーマンス向上の機会が得られます。組織、アカウント、または地域レベルでのメモリ使用率に基づいて EC2 の適切なサイズのレコメンデーションを設定できるようになりました。 

メモリが不足すると、アプリケーションのパフォーマンスが低下する場合があります。Compute Optimizer の EC2 の適切なサイズに関するレコメンデーションについて、メモリ使用率のヘッドルームを調整できるようになりました。Compute Optimizer では、定義済みのヘッドルーム未満でワークロードを実行できる EC2 インスタンスのみが推奨され、高いアプリケーションパフォーマンスが確保されます。パフォーマンスに左右されないワークロードの場合は、メモリヘッドルームを小さく設定できます。これにより、Compute Optimizer は、より高いメモリ使用率でワークロードを実行する可能性がある EC2 インスタンスタイプを特定できるようになり、コスト効率が高まります。レコメンデーションの調整の幅が広がったことと、レコメンデーションの作成方法の透明性が向上したこととが相まって、Compute Optimizer が提示する適切なサイズのレコメンデーションを自信をもって採用できるようになります。 

この新機能は、AWS GovCloud (米国) リージョンと Amazon 中国リージョンを除く、AWS Compute Optimizer が利用可能なすべての AWS リージョンで利用できます。この新機能の詳細については、Compute Optimizer の製品ページおよびユーザーガイドをご覧ください。メモリメトリックスを有効にし、レコメンデーションの詳細設定を開始するには、Compute Optimizer コンソールか AWS SDK または CLI を使用します。