投稿日: Apr 9, 2024

AWS AppSync は、デベロッパーが複数のデータソースに基づいてデジタルエクスペリエンスを構築できるフルマネージドサービスです。AppSync を使用して、アプリケーションがインターネットを介して (パブリック API)、または VPC 内で (プライベート API) インタラクションする GraphQL API を作成します。AppSync API にアクセスするには、認証方法が必ず必要です。デベロッパーは、AWS Lambda 関数の呼び出しによるカスタム認証の実装など、いくつかの認証モードから選択して、ビジネス要件に基づいてリクエストを承認できます。 

本日より、AppSync は、GraphQL リクエストを承認する際に、アプリケーションリクエストヘッダーを AWS Lambda カスタムオーソライザー関数に渡せるようになります。カスタムオーソライザーは、認証ヘッダーの値と、アプリケーションクライアントからのリクエストで送信された他のヘッダーの値に基づいて承認を決定できるようになりました。カスタムオーソライザーを使用する場合、デベロッパーは、認証ヘッダーの値に基づいて Lambda 関数からの応答をキャッシュできる AppSync 機能を引き続き使用できます。AppSync は、設定された有効期限 (TTL) が切れるまで、最後にキャッシュされた応答を使用します。これにより、認証のために Lambda 関数に対して行われる呼び出しの量が減ります。

この機能は現在、AppSync を利用できるすべての AWS リージョンでご利用いただけます。詳細については、AppSync のドキュメントを参照してください。