Amazon Web Services ブログ
AWS Weekly Roundup: EventBridge、SNS FIFO、Amazon Corretto、Amazon Connect、Amazon Bedrock など
1 月 20 日週以降、AWS から 40 件ほどの新規リリースがありました。リリースは通常のリズムに戻りました。サービスチームはお客様のフィードバックに耳を傾け、当社のサービスを使用する際のお客様の作業を容易にする小さな (または大きな) 変更を開発しています。AWS コンソールで複数のセッションをサポートする機能は、2025 年に入ってからのこれまでのところ、私のお気に入りです。
しかし、私たちのチームはそこで止まりませんでした。先週の新しいお知らせを見てみましょう。
1 月 20 日週のリリース
通常のリージョンレベルの拡張 (新しいリージョンで使用できるようになった新機能) の他に、私が注目したリリースをご紹介します。
Amazon EventBridge がクロスアカウントターゲットへの直接配信を発表 – Amazon EventBridge は、イベントをターゲットアカウントのデフォルトバスに最初に送信することなく、別の AWS アカウントのターゲットに直接配信できるようになりました。これにより、とても多くのアーキテクチャが簡素化されます! これは、AWS Lambda、Amazon Simple Queue Service (Amazon SQS)、Amazon Simple Notification Service (Amazon SNS)、Amazon Kinesis、Amazon API Gateway など、リソースベースのポリシーをサポートするすべてのターゲットをサポートします。
Amazon Corretto の四半期ごとの更新 – Amazon Corretto の長期サポート (LTS) および OpenJDK の機能リリース (FR) バージョンの四半期ごとのセキュリティおよび重要な更新を発表しました。Corretto 23.0.2、21.0.6、17.0.14、11.0.26、8u442 がダウンロードできるようになりました。Amazon Corretto は、OpenJDK の無料かつマルチプラットフォームの本番対応ディストリビューションです。更新は、Corretto ホームページからダウンロードできるほか、apt-get
または yum update
と入力するだけでもダウンロードできます。
Amazon SNS FIFO トピック向けの高スループットモード – Amazon SNS は、SNS FIFO トピック向けの高スループットモードをサポートするようになりました。デフォルトのスループットは、すべてのリージョンの SNS 標準トピックと一致します。高スループットモードを有効にすると、SNS FIFO トピックはメッセージグループ内の順序を維持し、重複排除の範囲をメッセージグループレベルに縮小します。この変更により、米国東部 (バージニア北部) リージョンではデフォルトでアカウントあたり最大 30K メッセージ/秒 (MPS)、米国西部 (オレゴン) および欧州 (アイルランド) リージョンではアカウントあたり最大 9K MPS を活用でき、どのリージョンでも追加のスループットのためにクォータの引き上げをリクエストできます。
Amazon Connect エージェントワークスペースが、Citrix および Amazon WorkSpaces 仮想デスクトップの音声最適化のサポートを開始 – Amazon Connect エージェントワークスペースが、Citrix および Amazon WorkSpaces 仮想デスクトップインフラストラクチャ (VDI) 環境からカスタマーサービスエージェントのローカルデバイスに音声をリダイレクトする機能をサポートするようになりました。音声リダイレクトにより、仮想デスクトップで処理される音声通話の音声の質が改善され、レイテンシーが低減されるため、エンドカスタマーとエージェントの両方に優れたエクスペリエンスが提供されます。
Amazon Redshift がゼロ ETL 統合の履歴モードのサポートを発表 – この新しい機能により、コードを記述することなく、データベースの履歴データに基づいて Type 2 Slowly Changing Dimension (SCD 2) テーブルを Amazon Redshift ですぐに構築できます。履歴モードにより、履歴データの変更を追跡および分析するプロセスが簡素化され、時間の経過に伴うデータの進化から有益なインサイトを得ることができます。
最後に、Amazon Bedrock からも一連のお知らせがあります。まず、検索拡張生成に投資しているお客様のために、Bedrock は Cohere Embed 3 Multilingual および Embed 3 English モデルを使用してマルチモーダルコンテンツをサポートするようになりました。これにより、埋め込みを作成して、テキストだけでなく画像もインデックス化できます。
次に、「Luma AI’s Ray2 visual AI model now available in Amazon Bedrock」をお読みください。Luma Ray2 は、滑らか、かつ、自然な動きでリアルなビジュアルを作成できる大規模な動画生成モデルです。Amazon Bedrock の Luma Ray2 を使用すると、シームレスなアニメーション、超リアルなディテール、自然言語プロンプトによる論理的なイベントシーケンスを含む、本番対応の動画クリップを生成できるため、技術的なプロンプトエンジニアリングが不要になります。Ray2 は現在、540p および 720p の解像度で 5 秒と 9 秒の動画生成をサポートしています。
そして最後に、Amazon Bedrock Flows がマルチターン会話サポートのプレビューを発表しました。Amazon Bedrock Flows を使用すると、基盤モデル (FM)、Amazon Bedrock Prompts、Amazon Bedrock エージェント、Amazon Bedrock ナレッジベース、Amazon Bedrock ガードレール、および他の AWS サービスをリンクして、事前定義済みの生成 AI ワークフローを構築およびスケールできます。今週、チームは Flows のエージェントノード向けのマルチターン会話サポートのプレビューを発表しました。この機能により、自然な対話と同様に、ユーザーとフローの間で動的な会話が可能になります。
AWS からの発表の完全なリストについては、「AWS の最新情報」ページをご覧ください。
その他の AWS イベント
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1 月 20 日週のニュースは以上です。1 月 27 日週に再びアクセスして、新たな Weekly Roundup をぜひお読みください!
この記事は、Weekly Roundup シリーズの一部です。毎週、AWS からの興味深いニュースや発表を簡単にまとめてお知らせします!
原文はこちらです。