DermLens

インスピレーション

よく見られる慢性の皮膚疾患のひとつである乾癬の患者は、米国内では 750 万人を数え、全世界では 1 億 2,500 万人を超えています。この皮膚疾患が人間生活の QOL におよぼすマイナスのインパクトは非常に大きいものがあります。その症状管理を改善できれば、患者個人や社会に甚大な影響を与えるでしょう。

乾癬で最大頻度の症状は目で見えるため、DeepLens でキャプチャが可能です。乾癬の特徴とは、皮膚の異常部分にうろこ状の赤斑が生じる点にあります。

内容

DeepLens を使用して、コスト効率が高くスケーラブルなソリューションをお届けする目的は、乾癬の患者が症状をモニタリング、管理できる手段を提供して、数百万規模の方々の人生を変えることにあります。変革をもたらすのは、機械学習アルゴリズムの実行とローカルのリアルタイム推論です。分類およびセグメンテーションは、集中管理されたハードウェアへの高帯域幅接続に依存せず、患者の所在地におけるネットワークエッジで行います。

作成者Terje NorderhaugTom Woolf

手法

皮膚異常が見られたセグメントにラベリングした 45 の画像からなるデータセットを使用しました。トレーニングセットの各画像には皮膚異常を示すマスキングを施します。DeepLens のモデルのトレーニングには、このトレーニングセットの画像を使用しました。

クラウドへの統合には AWS を使用します。DeepLens に加えて、MQTT を使用して、アプリが DeepLens デバイスからの情報のストリーミングを受けとめられるようにしました。Lambda 関数が呼び出され、潜在的に危険な状態にあると考えられる画像のセグメンテーションとパーセンテージに基づいて乾癬の重症度の評価を返します。モデルのトレーニングには MXNet および Tensorflow を使用するとともに、Sagemaker でハイパーパラメータによる微調整を行いました。モデル評価はオンデバイス (YouTube の動画参照) のトレーニング、および S3 バケット内の画像を使用した Sagemaker の両方で行いました。

本プロジェクトは AWS コンソールと CLI リソースに加えて、node.js および Python Lambda 関数、さらに学習に Juypter および AWS リソースを使用した Python ノートブックも合わせて使用して構築しました。構築とテストには、ラップトップコンピュータを 2 台とデスクトップコンピュータを 1 台に AWS リソースを組み合わせ、さらに DeepLens を使用しました。

かゆみ、疲れやすいといった副次的症状の自己申告用には、ClojureScript および React を使用して、モバイルアプリケーションを付録として開発しました。これは「継続治療」を前提とした使用を念頭に置いており、報告データは医師および医療チームが利用できるようになります。私たちは最終的には DeepLens が乾癬患者向けのハードウェア製品に組み込まれ、このような副次的症状もキャプチャすることを想定しています。 

チームメンバー

Tom Woolf はジョンズ・ホプキンズ大学教授 (生理学) であり、患者の健康データ追跡、把握を支援するスタートアップ企業 DaiWare の共同創業者でもあります。

Terje Norderhaug はコンピュータサイエンスの学位を持ち、患者による自己免疫性管理の向上を支援するデジタルヘルス分野のスタートアップ企業 Predictably Well の共同創業者です。

以下を使用しました:

Deeplens
amazon-web-services
MQTT
Clojure
React
TensorFlow
SageMaker
MXNet
S3
Node.js
Python

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