投稿日: Mar 8, 2018

AWS Storage Gateway サービスは File Gateway 向けに CloudWatch Events を拡張し、ハイブリッドクラウドワークフローの自動化に一役買っています。また、今後は「リクエスタ支払い」 Amazon S3 バケットをサポートします。

File Gateway により、オンプレミスアプリケーションを介して S3 のオブジェクトにファイルとしてアクセスできるようになります。ファイルのコンテンツとメタデータはパフォーマンスを最適化するためにローカルにキャッシュされます。キャッシュのリフレッシュ操作はローカルのキャッシュと S3 との同期を取ります。 新しい Amazon CloudWatch Event はキャッシュのリフレッシュ操作が完了したときに実行されます。 ファイルアップロード通知イベントと組み合わせることで、ハイブリッドクラウドアーキテクチャにて、データ処理とコンテンツ共有のワークフローを自動化できるようにします。

File Gateway は今後、「リクエスタ支払い」として構成された S3 バケットにアクセスできるようになります。通常、バケット所有者がデータのダウンロード費用を支払いますが「リクエスタ支払い」を有効にしておくと、リクエスタがリクエストとデータダウンロードの料金を支払います。このようなバケットはハッブル宇宙望遠鏡の観察、または USDA 航空写真などの公共データの共有に使用できます。 File Gateway は使用したデータを頻繁にローカルにキャッシュし、リクエスタにかかるレイテンシやコストを削減します。

File Gateway アプライアンスもまた、Amazon EC2 C5/M5 インスタンス上で実行可能で、Amazon S3 Canned Access Control Lists (ACLs) を使用した事前定義されたアカウントをまたぐバケットアクセスをサポートします

新しい File Gateway アプライアンスにはこれらの機能が含まれ、既存の File Gateways は次のスケジュールされたメンテナンスアップデートを自動的に受信します。 管理コンソールまたはサービス API を通じて、アップデートを手動で適用することもできます。