投稿日: Jul 13, 2018

Amazon Elastic File System (Amazon EFS) で、PCI DSS (Payment Card Industry Data Security Standard) 準拠サービスの提供が開始されました。

今後は、PCI DSS コンプライアンスに必要なお支払いの処理、モバイルウォレット、支払い不正の防御などのユースケースに、暗号化された EFS ファイルシステムで機密扱いとなる支払いカードデータを保存いただけるようになります。

PCI DSS は PCI Security Standards Council が管理する機密情報セキュリティ標準で、販売店、処理業者、取得者、発行者、およびサービスプロバイダーを含む、カード所有者のデータおよび/または機密性の高い認証データを保存、処理、または転送するすべての組織に適用されます。

Amazon EFS はシンプルで、スケーラブル、伸縮自在なファイルストレージを、AWS クラウドサービスとオンプレミスリソース用に提供します。使いやすく、ファイルシステムをすばやく簡単に作成および構成するためのシンプルなインターフェイスを提供しています。Amazon EFS はアプリケーションを中断することなくオンデマンドかつ伸縮自在にスケールするよう設計されており、ファイルの追加や削除に合わせて、ストレージ容量の拡張や縮小が自動的に行われます。これによって、必要なときに必要な分のストレージをアプリケーションで使用できます。また、大量の Amazon EC2 インスタンスに並列共有アクセスを大規模に提供できるよう設計されているため、お客様のアプリケーションは、一環した低レイテンシーのもと、ファイルシステムの増加に合わせスケールする集約された高レベルのスループットと IOPS を実現できるようにします。Amazon EFSは 1 つのリージョナルサービスとして、複数のアベイラビリティーゾーンで重複してデータを保存し高可用性と耐久性を確保するようにデザインされています。

こうした性能により、Amazon EFS は幅広い種類のユースケースのサポートに適しています。ユースケースの例としては、ウェブサービスの提供、コンテンツ管理、エンタープライズアプリケーション、メディアおよびエンターテイメントプロセスワークフロー、ホームディレクトリー、データベースバックアップ、デベロッパーツール、コンテナストレージ、ビッグデータ分析のワークロードなどが挙げられます。EFS File Sync 機能を使用すると、既存のオンプレミスまたはインクラウドファイルシステムから Amazon EFS にデータを安全かつ迅速に移行でき、移行を簡素化し、本番稼働までの時間を短縮できます。

PCI DSS 認定についてもっと詳しく知りたい場合は、Amazon EFS の製品ページにアクセスし、どのリージョンで入手できるかについては製品およびサービス一覧 (リージョン別) をご参照ください。