投稿日: Oct 23, 2018

Amazon ElastiCache が高性能アプリケーション用途に、メモリを最適化した次世代型の汎用 Amazon EC2 M5 および R5 ノードのサポートを開始しました。M5 および R5 ノードはどちらも AWS Nitro System をベースにしており、Elastic Network Adapter (ENA) を使用した拡張ネットワーキングが特徴で、ネットワーク帯域幅合計で最大 25 Gbps の性能を持ちます。M5 および R5 ノードは、全コアのクロックを最大 3.1 GHz で持続可能なカスタムのインテル® Xeon® スケーラブルプロセッサで動作します。このプロセッサは高性能ワークロードの高速処理を目的に、インテル最新のプロセシング命令セットであるアドバンストベクトルエクステンション 512 (AVX-512) を採用しています。汎用 M5 ノードのメモリサイズは 6.38 GiB から 314.32 GiB の範囲に、メモリの最適化された R5 ノードのメモリサイズは 13.07 GiB から 635.61 GiB の範囲に柔軟に対応可能です。 

専用ハードウェアと軽量ハイパーバイザーを組み合わせた AWS Nitro System は、M5 および R5 ノードを特徴としています。これにより、ホストハードウェアの実質的にすべてのコンピューティングリソースとメモリリソースがお客様のノードに提供され、優れたパフォーマンスとユーザーエクスペリエンスを実現します。さらに Amazon ElastiCache が M5 および R5 ノードを調整して、ネットワークパフォーマンスと CPU 使用率を最大化した結果、旧世代の M4 および R4 インスタンスよりも一層高いスループットと低いレイテンシーを可能にしました。コストはこれまでと同じか、下回るものになっています。上位モデル R5.24xlarge ノードのサポートによって、15 個のシャードを持つ Redis クラスターのメモリ容量を 9.5 TiB に、また 20 個のノードを持つ Memcached クラスターのメモリ容量を 12.7 TiB にスケールアップ可能なように設定できます。 このインメモリ容量のサイズはサービス上限緩和の申請によって、いつでも拡大可能です。

M5 ノードの利用可能リージョンは、米国東部 (バージニア北部、オハイオ)、米国西部 (北カリフォルニア、オレゴン)、アジアパシフィック (東京)、アジアパシフィック (ムンバイ、ソウル、シンガポール、シドニー)、カナダ (中部)、欧州 (フランクフルト、アイルランド、ロンドン、パリ)、南米 (サンパウロ)、AWS GovCloud (米国) の各リージョンです。R5 ノードの利用可能リージョンは、米国東部 (バージニア北部、オハイオ)、米国西部 (北カリフォルニア、オレゴン)、アジアパシフィック (ソウル、シンガポール、シドニー、東京)、カナダ (中部)、欧州 (フランクフルト、アイルランド、ロンドン、パリ)、AWS GovCloud (米国) の各リージョンです。 

M5 および R5 ノードはオンデマンドで購入できます。利用可能なノードタイプのフルリストは、「ElastiCache ユーザーガイド」の「サポートされているノードの種類」をご覧ください。価格の詳細については、Amazon ElastiCache 料金表をご覧ください。M5 および R5 ノードに Amazon ElastiCache をデプロイするには、AWS マネジメントコンソールを使用します。