投稿日: Nov 12, 2018

Amazon Aurora データベース用にカスタムエンドポイントを作成できるようになりました。これにより、Aurora クラスター内のさまざまなデータベースインスタンスに対してワークロードの分散と負荷の調整が可能になりました。

例えば、Aurora レプリカのセットをプロビジョニングし、分析ワークロードを実行するためにメモリ容量の大きなインスタンスタイプを使用するとします。カスタムエンドポイントでは、適切に設定されたこれらのインスタンスに分析ワークロードをルーティングしながら、クラスター内の他のインスタンスをこのワークロードから分離して維持できます。ワークロードに合わせてインスタンスをカスタムエンドポイントで追加または削除すると、エンドポイントによって負荷が分散されます。

カスタムエンドポイントの作成時に、どのインスタンスをその対象にするかを指定し、クラスター内に新たに作成されたインスタンスをクラスターエンドポイントに自動的に追加するかどうかを設定することができます。また、インスタンスはいつでもエンドポイントに追加または削除できます。読み込みエンドポイントを引き続き使用して、読み込みワークロードをクラスター内のすべての Aurora レプリカ、書き込みインスタンスに接続するクラスターエンドポイント、クラスター内の特定のインスタンスに接続するインスタンスエンドポイントに分散させることができます。 

この機能は、Amazon Aurora の MySQL 互換エディションと PostgreSQL 互換エディションで利用できます。Aurora でのカスタムエンドポイントの詳細については、Aurora ドキュメントをお読みください。クロスリージョンリードレプリカを作成するには、Amazon RDS Management コンソールにアクセスするか、または最新の AWS SDK あるいは CLI をダウンロードしてください。

Amazon Aurora は、ハイエンドな商用データベースのパフォーマンスと可用性、オープンソースデータベースのシンプルさとコスト効率性を兼ね備えています。Amazon Aurora は、一般的な MySQL データベースと比べてパフォーマンスが最大 5 倍、PostgreSQL と比べて最大 3 倍であり、さらにより高いスケーラビリティ、耐用性、セキュリティを備えています。利用可能なリージョンの詳細については、AWS の製品およびサービス一覧 (リージョン別) を参照してください。