投稿日: Dec 5, 2018

AWS Database Migration Service (DMS) は、レプリケーションエンジンのバージョン 3.1.2 の機能を拡張することで、移行のパフォーマンスとユーザーエクスペリエンスを向上させました。新しい改善点は以下のとおりです。

フルロード時の移行速度の向上: 大きなテーブルを移行する場合、DMS はテーブルパーティションまたはサブパーティションを並列ロードできるようになり、移行速度が向上しました。テーブルにパーティションまたはサブパーティションが含まれていない場合、行範囲を指定しセグメント化された各範囲を並行して移行できます。 

LOB 移行の向上: ラージオブジェクト (LOB) 設定をテーブルレベルで制御できるようになりました。以前は、タスクに含まれるすべてのテーブルにタスクレベルで対応していました。また、以前のバージョンにおける制限付き LOB モードとフル LOB モードの利点を組み合わせた新しい LOB モードも発表されました。たとえば、制限付き LOB モードの LOB 移行で切り捨てが発生すると、DMS が自動的にフル LOB モードに切り替えてその大きな LOB の移行を完了し、その後制限付き LOB モードに戻して移行を続行します。 

制御テーブルのロード順序: フルロードフェーズで、ロードされるテーブルの順序を制御できるようになりました。たとえば、選択したテーブルのリストにサイズが異なるテーブルが含まれている場合、大きなテーブルの前に小さなテーブルがロードされるようにロード順序を設定できます。

DMS の新しい機能強化の詳細については、ブログをご覧ください。 AWS DMS が利用できるリージョンについては、AWS リージョン表をご覧ください。