投稿日: Apr 8, 2019
Amazon Elasticsearch Service が組み込みのイベント監視とアラートを提供するようになりました。これにより、ドメインに保存されているデータを監視し、事前に設定されたしきい値に基づいて自動的に通知を送信できます。例えば Amazon Elasticsearch Service ドメインに HTTP サーバーログを保存している場合、応答コードを監視し、エラーが多すぎる場合は自分のドメインからチームに警告することができるようになります。
このアラートの機能は、アラートの設定と管理のための Kibana インターフェイスおよび REST API をサポートしています。Kibana では、簡単なビジュアルエディターを使用したり、カスタム Elasticsearch クエリを作成してモニターを設定したりできます。モニターは複数のトリガー条件をサポートしているため、データを一度クエリして、カスタムウェブフック、Slack、Amazon Simple Notification Service (SNS)、Amazon Chime を介して戻り値に基づいたさまざまな通知を送信できます。Amazon SNS では、アラートを Amazon Simple Queue Service (SQS)、AWS Lambda、SMS、および E メールと統合することもできます。さらにアラート履歴は自動的にインデックス化されるため、アラート履歴を時間の経過とともに簡単に追跡および可視化できます。
アラートは Elasticsearch 6.2 以降を実行しているドメインで利用可能です。インプレースバージョンアップグレードを使用すると、ダウンタイムなしで既存の 5.x および 6.x ドメインをアップグレードできます。詳細については、ドキュメントをご覧ください。
アラートは、Elasticsearch の Apache 2.0 ライセンスディストリビューションである Open Distro for Elasticsearch のコンポーネントです。Open Distro for Elasticsearch についての詳細とオープンソースコミュニティへの参加は、ウェブサイトを参照してください。
Amazon Elasticsearch Service のアラート機能は、GovCloud、米国東部 (バージニア北部、オハイオ)、米国西部 (オレゴン、北カリフォルニア)、カナダ (モントリオール)、南米 (サンパウロ)、欧州 (アイルランド、ロンドン、フランクフルト、パリ)、アジアパシフィック (シンガポール、シドニー、東京、ソウル、ムンバイ) の世界各地 16 のリージョンで利用できます。Amazon Elasticsearch Service の提供状況についての詳細は、AWS リージョン表をご覧ください。