投稿日: Jun 11, 2019

PostgreSQL 準拠の Amazon Aurora がクラスタキャッシュ管理をサポートするようになり、フェイルオーバー発生時の完全なパフォーマンスへの復帰がより早くなりました。クラスタキャッシュ管理を使うと、Aurora PostgreSQL クラスタでの特定のリーダー DB インスタンスをフェイルオーバーターゲットとして指定できます。クラスタキャッシュ管理は指定されたリーダーのキャッシュにデータを入れておき、これは読み書きインスタンスのキャッシュに同期しています。フェイルオーバー発生時には、指定されたリーダーは新しい読み書きインスタンスに昇格し、ワークロードはそのキャッシュ内のデータを直ちに利用できるようになります。

クラスタキャッシュ管理が無いと、読み書きインスタンスが読み取りのみのインスタンスにフェイルし、そのインスタンスが新しい読み書きインスタンスに昇格した場合、新しく昇格したインスタンスのキャッシュにはフェイルしたインスタンスのキャッシュがフェイルする直前に「ホット」だったデータがありません。この場合「ホット」なデータはストレージから新しいインスタンスのキャッシュに読み込まれますので、パフォーマンスが落ちてしまいます。

Aurora PostgreSQL とクラスタキャッシュ管理についての詳細については、Aurora PostgreSQL ドキュメントのページをご覧ください。Aurora は、ハイエンドな商用データベースのパフォーマンスと可用性、オープンソースデータベースのシンプルさとコスト効率性を兼ね備えています。詳細については、Amazon Aurora 製品ページをご覧ください。