投稿日: Aug 9, 2019

Amazon Redshift Spectrum で、Amazon S3 に保存され、AWS Lake Formation によって管理されるデータの、列レベルのアクセスコントロールがサポートされるようになりました。列レベルのアクセスコントロールを使用すると、テーブルのすべての列に対するアクセスを許可するのではなく、テーブルの特定の列のみにアクセスを制限できます。

多くのお客様にとって、セキュリティとデータガバナンスのコンプライアンスポリシーには、データにおいてより具体的なアクセスコントロールが必要です。こうしたお客様は Amazon Redshift の AWS Lake Formation 統合を活用し、管理するデータレイクでよりきめ細かなアクセスコントロールを実装できるようになりました。また、Amazon Redshift Spectrum でデータレイクをクエリすることも依然可能です。

Amazon Redshift の Spectrum 機能により、Amazon S3 に保存されているデータに Redshift から直接クエリを実行できます。S3 に対するクエリは高コスト効率である場合があるうえ、データを読み込む必要性を排除します。Amazon Redshift Spectrum の S3 へのクエリ機能がさらに強化され、Amazon S3 に保存されたデータ用の列レベルのアクセスコントロールがサポートされるようになりました。 

この機能を使用するには、管理者が Amazon Redshift 用の IAM ロールを作成し、Redshift による AWS Lake Formation へのアクセスを許可するポリシーを作成します。その後、管理者は Lake Formation コンソールを使用して、ロールにアクセスを許可するテーブルと列を指定できます。この列レベルのアクセスコントロールポリシーは、SQL の grant ステートメントを使用して作成および管理することもできます。

Amazon Redshift Spectrum で列レベルのアクセスコントロールを有効にする方法の詳細については、Amazon Redshift データベース開発者ガイドをご覧ください。列レベルのアクセスは、Amazon Redshift の 1.0.8610 以降のリリースバージョンと、AWS Lake Formation がサポートしているすべての AWS 商用リージョンでサポートされています。AWS Lake Formation を利用できるリージョンについては、AWS リージョン表を参照してください。