投稿日: Mar 12, 2020
Amazon Elasticsearch Service では、オープンソースの Elasticsearch 7.4、および対応する Kibana バージョンのサポートを開始しました。今回のマイナーリリースには、バグ修正や強化が含まれます。
この新しいリリースでは、Elasticsearch に distance_feature クエリのサポートが追加されています。distance_feature クエリは、指定した入力への近接度に基づいてドキュメントのスコアを引き上げます。このクエリは、日付フィールドと地理的位置フィールドでのみ機能する特殊なクエリです。Elasticsearch では、range フィールドタイプに基づいた集計も新たにサポートしています。また、Kibana では、保存済みのオブジェクト、ダッシュボード、視覚化、インデックスパターン、およびその他の高度な設定のインポートとエクスポートをサポートするとともに、API 経由の依存関係もサポートします。
Elasticsearch 7.4 を実行する新規ドメインを作成できるようになったほか、インプレースバージョンアップグレードを使用して既存の 5.x、6.x、および 7.1 のドメインをダウンタイムなしで簡単にアップグレードすることも可能になりました。
Elasticsearch 7.4 リリースには、ロールベースのアクセスコントロールを備えたアドバンストセキュリティ、インデックスステート管理、K-最近傍検索といった最新機能のサポートも含まれています。このリリースには、以前にリリースされた機能 (アラート、SQL サポートなど) の更新も含まれています。これらの機能はすべて、Elasticsearch の Apache 2.0 ライセンスディストリビューションである Open Distro for Elasticsearch のコンポーネントです。
米国東部 (バージニア北部、オハイオ)、米国西部 (オレゴン、北カリフォルニア)、AWS GovCloud (米国東部、米国西部)、カナダ (中部)、南米 (サンパウロ)、欧州 (アイルランド、ロンドン、フランクフルト、パリ、ストックホルム)、アジアパシフィック (シンガポール、シドニー、東京、ソウル、ムンバイ、香港)、中東 (バーレーン)、中国 (北京 – Sinnet による運営、寧夏 – NWCD による運営) で利用できます。Amazon Elasticsearch Service の提供状況についての詳細は、AWS リージョン表をご覧ください。