投稿日: May 8, 2020
AWS Elemental MediaLive でコンテンツプロバイダー向けに柔軟性を高めるための機能が追加されました。
1 つ目は、AWS Elemental MediaLive では 2018 年より Apple Timed ID3 メタデータサポートのインサーションに対応しています。ソースコンテンツがメタデータそのものを実装するなど、より高度になったことから、MediaLive にこれらのアセットをパススルーする機能が加わりました。本日より MediaLive は ID3 時間指定メタデータとフラグメント化された MP4 (fMP4) 向けの Nielsen ID3 パススルーをサポートします。お客様にはクライアントデバイスの再生操作をより柔軟にご利用いただけるようになります。
2 つ目は、MediaLive に Microsoft Smooth 出力でセグメントの条件指定を無効にできる機能が加わりました。この機能により、IDR フレームの挿入が必要な場合、SCTE-35 で Microsoft Smooth のセグメント化なしに、スパーストラックを追跡できるようになります。
3 つ目は、複数のトラックがあるとき、MediaLive が TS の入力から音声を選択できるようになりました。たとえば、動画コンテンツに選択可能な複数の言語トラックを持たせたり、Dolby Stereo と Dolby 5.1 の音声トラックを選択したりできるようになりました。
AWS Elemental MediaLive は、ブロードキャストグレードのライブ動画処理サービスです。テレビ放送やインターネット接続のマルチスクリーンデバイス (インターネット接続対応の TV、タブレット、スマートフォン、セットトップボックス) での配信用に、高品質なライブビデオストリームを作成できます。
本サービスは単独でも、クラウドベースのワークフローの基盤となるサービスファミリーである AWS Elemental メディアサービスの一部としても機能するとともに、動画の伝送、作成、パッケージ化、収益化、および配信に必要な機能をお客様に提供します。
AWS Elemental MediaLive が利用できる AWS リージョンの詳しいリストについては、AWS リージョン表でご確認ただけます。